独立を考えていますが、未経験からの本業フリーランスWebライターで生活はできますか?
未経験者が本業フリーランスWebライターになった場合の月収はどんな感じ?
未経験者がWebライターで生活していくために必要なスキルや活動を詳しく知りたいです!
わたじろー
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
未経験から、本業フリーランスWebライターとして生活を始めた私が解説します。
未経験者からいきなり本業フリーランスとして独立して生活する。
プログラミングなどのスキルを身につけたり、必要な準備をしたりしてからではないと、一般的にはムリでしょう。
しかしWebライターでは、未経験・未学習でいきなり独立しても生活できるのです。
この記事では、Webライターで生活する上での不安点や実情、稼ぐ方法などを徹底解説していきます。
・未経験者でも本業フリーランスWebライターで生活できる
・私のリアルな月収と時給を公開
・世帯構成によって必要な生活費
・未経験の本業フリーランスWebライターが不安に感じること3選とその実情
・未経験の本業フリーランスWebライターで生活するために必要な3つのスキルと5つの活動
Webライターになりたいけど不安で一歩踏み出せない。
そんな人は、ぜひこの記事をみてください。
このページの目次
未経験者がいきなり本業フリーランスWebライターになったとしても最低限の生活は問題なくできます。
なぜそう言えるかというと、実際に同じ状況から未経験から挑戦した私が、生活をできているからです。
わたじろー
独立した最初の月は10万円程度の月収でしたが、3ヶ月目には25万円近く稼ぐことができました。
未経験者でも、頑張れば同じくらいの金額を早い段階で稼ぐのは難しいことではないでしょう。
実際に私の周りにも、未経験から本業Webライターで生活できている人は何名もいます。
もっとも注意が必要なのは、家族を養っている場合には、やや心もとない収入だということです。
わたじろー
Webライターの収入は月によって変動が多い場合も多く、未経験の場合では最初から大きく収入を稼げないでしょう。
そのため家族を養う必要がある人は、まずは副業やブログなどの経験を経てから、Webライターとして独立するのをオススメします。
実際に私が、未経験から本業フリーランスWebライターとして稼いだ金額の推移は、以下のとおりです。
まったくの未経験から、Webライターとして独立をしたので、最初は収入ゼロも覚悟していました。
しかし、当初からうまく案件がとれたため、初月から10万円以上無事に稼ぐことができました。
2ヶ月目は20万円に届かないくらい。
独立して3ヶ月目には、20万円を超えています。
独立したてでそれだけ稼げるなら、Webライターもそんなに悪くないんじゃないですか?
わたじろー
実は一日16時間以上働く日があっての金額ですので、時給換算するとだいぶ低賃金です!
月収で見るとそれなりの金額は稼げているのですが、時給換算すると400円〜800円くらい。
東京のコンビニなどでアルバイトしても時給が1000円を超えてくるので、本業で集中してこの時給というのは、やや物足りない数値といえるでしょう。
次に、Webライターとして働いた時間から算出した時給をお伝えします。
私は、独立してからのほとんどの時間をWebライターとしての活動に当てていました。
活動時間や時給は、以下のとおりです。
初月のWebライターとしての活動時間は、256時間。
まだWebライターとして稼いでいくか明確に決めていない段階でしたが、平均すると毎日8時間半くらいは作業をしていました。
月収が10万円だったので、時給換算すると約400円です。
わたじろー
2ヶ月目のWebライターの活動時間は323時間。
毎日10時間以上は、作業時間にあてていました。
生きるのに必要な自炊や洗濯などを除けば、作業をしているか、Webライターとして必要なスキルの習得時間です。
月収が20万円だったので、時給に換算すると600円でした。
3ヶ月目は活動時間はほぼ2ヶ月目と同じくらい。
時給換算すると約800円です。
わたじろー
時給や活動時間だけみると、
「長時間働いても、これだけしか稼げないの?」
「子どもがいるからそんなに時間がとれないよ。」
と、感じる人もいると思います
でも安心してほしいのが、私と同じ初心者でも、私の3分の1くらいの時間で20万以上稼ぐ人もいます。
また、ブログ経験や何かしらの執筆経験のある人は、もっと短い時間で効率よく稼いでいます。
そのため、私の例はあくまでも一例として考えてみてください。(私の悩みは執筆スピードが遅いことです。)
わたじろー
Webライターとして生活できるかは、家族構成などによって毎月いくら必要かで大きく変わってきます。
次に、詳しく見ていきましょう。
状況や地域差によって必要な生活費は大きく変わります。
以下の世帯を想定して、最低限必要と考えられる生活費を算出してみましょう。
・一人暮らしの場合
・二人暮らしの場合
・4人家族の場合
住んでいる地域や個人の状況によって大きく変わるので、あくまでも参考として確認してみてください。
一人暮らしにかかる最低限の生活費は、以下のとおりです。
その他には、消耗品費なども含まれています。
一人暮らしの生活費の内訳 | |
家賃 |
50,000円 ※東京以外 |
食費 | 40,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
通信費 | 8,000円 |
交際費 | 10,000円 |
娯楽、消耗品費などその他 | 20,000円 |
合計金額 | 138,000円 |
毎月約140,000円程度であれば、未経験者のWebライターでも本業でやるのであれば早い段階で稼げるようになります。
二人暮らしにかかる最低限の生活費は、以下のとおりです。
二人暮らしの生活費の内訳 | |
家賃 |
70,000円 ※東京以外 |
食費 | 63,000円 |
水道光熱費 | 20,000円 |
通信費 | 11,000円 |
交際費 | 20,000円 |
娯楽、消耗品費などその他 | 40,000円 |
合計金額 | 224,000円 |
毎月の生活費として、最低224,000円はかかるので、未経験者のWebライターの場合、本業でやっていても厳しい金額になると思います。
慣れれば十分狙える金額ではありますが、人によってはなかなか到達できない人もいるからです。
とくに独立したての頃は、共働きでないと生活は厳しいでしょう。
4人家族にかかる最低限の生活費は、以下のとおりです。
4人家族の生活費の内訳 |
|
家賃 |
100,000円 ※東京以外 |
食費 | 90,000円 |
水道光熱費 | 30,000円 |
通信費 | 20,000円 |
交際費 | 30,000円 |
教育費 | 30,000円 |
娯楽、消耗品費などその他 | 80,000円 |
合計金額 | 380,000円 |
4人家族の場合は、教育費や子どもの成長にあわせた衣類費などがかかってきます。
なお参考までに、総務省の発表によれば、家賃を除いた4人家族の生活費平均は33万円程度です。
わたじろー
4人家族の場合、最低限の生活を想定しても380,000円と支出が大きく増加します。
未経験からのフリーランスWebライターが、この金額まで稼げるレベルになるには早い人でも1年以上かかるでしょう。
そのため、すでに家庭をもっている人が、いきなり独立をするのはリスクが大きすぎるのでやめておいたほうが無難でしょう。
もっとも、持ち家がある場合、家賃負担がなくなるので、もう少し安い金額で生活できるでしょう。
なお、減額や免除精度があるのでここでは計算にいれませんでしたが、フリーランスの場合には、別途所得税や住民税などの税金がかかってくる点には十分留意しておきましょう。
Webライターになりたいという人の話を聞いてみると、本業Webライターで生活していく上で、以下の3点に不安を感じている人が多いようです。
・未経験で案件をとれるか不安
・安定して毎月案件をとれるか不安
・執筆経験がないから文章を書けるか不安
私自身、非常に不安を感じて会社を退職したので、気持ちはよくわかります。
上記の不安は実際のところどうなのか、Webライターで生活している立場から実情をお伝えします。
現状を知って心構えをしていくだけでも、いざ自分が直面したときに挫折する確率をグッと減らすことができますよ。
なお、Webライターの辛い部分を徹底解説した記事も別に用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
未経験のライターが案件をとれるかについて、不安を感じている人は多いようです。
実際、初心者Webライターは供給過多の飽和状態なので、ライバルはとにかく多くいます。
また、最近ではWebライターの職業が、大人のなりたい職業ランキングで1位を獲得しました。
わたじろー
ちなみに2位が公務員、3位が医者、4位がユーチューバーという豪華ラインナップの中で、1位という快挙を成し遂げているのです。
そういった背景もあって、たとえばクラウドソーシングなどで案件を獲得する難易度が急激に高まってきています。
最初のうちは10件提案して1件通ればいいほうなので、案件がとれなくてもめげない心が必要でしょう。
もっとも、案件をとるための簡単なスキルとコツさえ押さえれば初心者でも案件は簡単にとれるので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
案件獲得に必要なスキルやコツについては、後半で詳しくご紹介します。
Webライターは、クライアントからの依頼がなければ、月の収入がゼロ円になってしまう可能性がある点は辛いところ。
実際、30万円稼げた次の月に1万円しか稼げないというケースも珍しいことではありません。
わたじろー
僕自身、まったく仕事がとれなくて収入が途絶え、アパートから追い出される夢で何度もうなされた経験があります。
もっとも、継続案件を増やしていけば、毎月安定して仕事をとれます。
クライアントと信頼関係を構築していけば自然と継続案件は増えるので、一つひとつの案件を丁寧にこなして信用の得られる仕事をしていきましょう。
正直なところ、未経験Webライターは文章がほとんど書けません。
書き方の型がないので、文章の完成度が安定せず、時間をかけてもなかなか執筆が進まないのです。
私の例でいえば、最初に3,000字の文章を書くのにかかった時間は15時間以上です。
3,000字は慣れたライターなら、1〜2時間もあれば書けるようになる分量です。
わたじろー
もう5000字くらい書いたかなーと思って文字数カウントしてみると、300文字くらいしか書けていなくて絶望するのは、Webライターではあるあるの状況です。
もっとも、これは未経験からWebライターをやる人であれば誰もが通る道ですので、そこで諦めないようにしましょう。
諦めさえしなければ、いずれはスムーズに文章を書けるように必ずなるので、そこまで心配しなくて大丈夫です。
もちろん可能であれば、独立前に副業でWebライターをやってみたり、ブログなどをやっておいたりすると、最初からスムーズに活動ができます。
未経験者が本業Webライターとして稼いでいくためには、まずは文字単価1円を目指す必要があるでしょう。
なぜなら文字単価1円未満では、本業フリーランスWebライターで生活していくための金額を稼ぐのは難しいからです。
なお、「文字単価」とは「1文字いくら」といった、「文字単価×字数」で計算する報酬形式。
わたじろー
たとえば「1文字1円」の案件なら、「10,000文字」書けば10,000円の報酬になります。
文字単価1円は、Webライターとしていっぱしのレベルであるという証明になるのですが、実は未経験者でもいきなり狙える金額。
未経験であっても、以下の3つの内容を学んだ人であれば、文字単価1円以上の案件を受けるだけの能力が備わっているのです。
・Webライティングの基本的なルールを知っている
・SEOの最低限の知識を知っている(理解までは不要)
・PREP法などの文章の型を把握する(知識として知っていればOK)
上記の内容は、集中してやれば1日で習得できます。
詳細については、別記事で詳しく解説していますので参照してみてください。
本業Webライターで生活していくためにやるべき5つの活動は、以下のとおりです。
・新規案件の獲得【おすすめの営業方法3つを実践する】
・継続案件の受注【クライアントとの信頼関係を構築しよう】
・人脈をつくる【Webライター仲間やディレクターの知り合いをつくろう】
・仕事が入る仕組みづくり【ブログで発信しよう】
・文字単価を上げる【具体的な5つの戦術】
これら5つの活動をやっておけば、本業Webライターで生活できるレベルになるでしょう。
未経験者でも新規案件をとりやすいオススメの方法は、以下の3つです。
この3つの中から自分に合う方法を実践していけば、Webライターで生活するのに必要な収入は得られるでしょう。
・クラウドソーシング(「ランサーズ」か「クラウドワークス」)で案件を受注
・Twitterで案件獲得
・求人サイトのIndeedに案件を探して応募
3つの方法のうち、クラウドソーシングを使って案件を受けるのが一番手軽な方法です。
使うのは大手の「ランサーズ」か「クラウドワークス」にしましょう。
案件を獲得しやすいぶん、手数料が20%程度とられてしまうのがデメリットです。
Twitterで案件獲得するには、「#ライター募集」などで検索して、ライターを探しているクライアントに直接メッセージを送ります。
少しハードルは高いかも知れませんが、継続案件につながる場合も多く、手数料がかからないのでオススメです。
わたじろー
意外とおすすめする人がいないのですが、求人サイトのIndeedも案件獲得には非常に有益です。
ほとんどが1円以上の継続案件で、ツイッター経由の方法と同じく手数料もかかりません。
面談が必要なケースが多いですが、そのぶん相手が信頼できる人か確認するチャンスがあるというメリットもあります。
「営業なんてムリ!!」と感じる人もいるかと思いますが、押しの強さやトーク力は営業にはなくても大丈夫です。
一つひとつのやり取りを丁寧にして、相手に信頼してもらい安心感を与える。
それも、案件獲得につながる立派な営業です。
継続案件の受注に必要なことは、たった一つだけ。
それは、クライアントとの信頼関係を構築することです。
以下の3つの点は必ず意識した上で、相手方とのやり取りを進めてクライアントからの信頼を得ていきましょう。
・記事の質
・やる気
・コミュニケーション能力や人柄
それぞれの内容を、簡単に補足していきましょう。
記事の質で信頼を得るためには、最低限クライアントから提示されたマニュアルなどは、完全に読み込んでから記事作成に挑んでください。
指定されたマニュアルに沿った記事作成ができないのは、やる気がないか、読解能力がないかのいずれか。
わたじろー
どちらにせよ、信頼関係を致命的に壊すので要注意です。
また、やる気を認められて案件を任せてもらえる場合もあるので、しっかり実績を積み上げて、いずれはやる気以外の部分も評価してもらえるようにしていきましょう。
相手方と連絡をとる際には、こまめなやり取りと丁寧な報告を徹底してください。
クライアントは仕事を継続してやっていける人か、記事の質だけではなく、コミュニケーション能力や人柄もしっかり確認していますよ。
身近にWebライターの知り合いがいないという人でも、Twitterなどを使えば気軽に人脈をつくることができます。
人脈というと苦手意識をもつ人がいるかと思いますが、何か問題や困ったことがあったときに相談できる仲間程度の意味だと考えてください。
わたじろー
フリーランスの道を進むのであれば、何か大きな問題があった場合でも基本的には自分で解決していかなければなりません。
この点は、チームで仕事をしていく会社員や公務員との大きな違いでしょう。
ただし、自分で解決していかなければならないのだとしても、周りに相談するのは自由にできます。
本当に困ったときには一人で悩むのではなく、周りに相談して解決していきましょう。
助けを求めていれば、思わぬ人が助けてくれるケースもありますよ。
Webライターとして生活をしていくのであれば、必ずやるべきなのがブログを書くことです。
Webライターの場合、ブログから仕事が入るケースも多くあります。
また、ブログには直接的な案件獲得以外にも、Webライターでの生活を安定させる以下の5つのメリットがあるのです。
・ポートフォリオになる
・Webライティングスキルを実践的に学べる
・SEOの実績ができる
・WordPressやWebマーケティングなどの知識がつく
・資産になるストック収入が得られる
上記はすべてWebライターで生活をしていくために役立つ大きなメリットです。
Webライターの具体的なブログ活用方法などは、以下の記事で詳細に書いてあるのでぜひ参照してみてください。
文字単価が上がれば、その分Webライターとしての能力の高さを周りに示すことができるので、受注がしやすくなります。
また、案件の件数が少なくても、文字単価が高ければWebライターで生活していくことができるでしょう。
文字単価を上げて収入を増やしていく方法としては、主に以下の5つの戦術があります。
・ライティングの実績や経験を作って別の依頼主に乗り換える
・報酬アップの交渉をする
・専門性を高める(単価の高いジャンルを狙う)
・インタビュー記事などに挑戦する(手間がかかるが高単価)
・手数料のとられない直契約で実質文字単価をあげる
文字単価は1円上がるだけで、収入もライターとしてのレベルも大きく上昇し、生活も安定するのでどんどん増やしていきましょう。
それぞれの詳細について気になる人は、以下の記事を参考にしてみてください。
本業フリーランスWebライターで生活するのは十分可能ですが、最初は辛いので覚悟しておく必要があります。
わたじろー
実際、完全未経験でWebライターを始めた人が口をそろえていうのは「最初が一番つらすぎて泣きたくなる」です。
現在は初心者Webライターが飽和状態なので、よりその傾向が強いといえるでしょう。
しかし、逆にいえば最初さえ乗り越えれば、後は楽になる一方です。
Webライターの歴が長くなればなるほど、ある程度までは自然と文字単価は上がっていきます。
執筆スピードも早くなり、継続案件も増えていくでしょう。
最初の不安や辛さだけはある程度覚悟して、その辛さを乗り越えたあとに待っている楽しいWebライター生活を目指しましょう。
いつか一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
県庁職員を約10年経験し、300人以上の同期中最速で県知事個人表彰を受賞後、未経験からWebライターとして独立。
副業禁止によりまったくのゼロスタートながら、独立1ヶ月目で月10万円・継続案件5件受注。
テストライティングは2社に応募して両方合格し継続案件へ。独立3ヶ月目で月20万円突破。
執筆をしているブログでは、多数のキーワードで検索1位を獲得。
合格率5%以下の「Webライター検定1級」、「SEO検定1級」などの資格を保有。