ココナラ利用者
ココナラで効率よく稼ぎたいんだけど、価格ってどれくらいに設定したらいいんだろう?
よく、低価格から初めて、実績ができたら値上げするって言うけど、安売りしたら仕事ばかりで大変そう・・・
こんにちは!めるまです。
今回は、ココナラで効率よく稼ぐための価格設定についてお伝えします。
ただし、この記事の内容は、以下の人には向かない内容になっていますので、ご注意ください。
めるま
これまでの実務経験を活かして、利多売にならず、月に数万円程度稼ぎたいという人向けの内容です。
それでは、まず今回の内容の結論をお伝えしますね。
▼結論
一般的な市場価格を知ることで価格設定に対する不安を取り除いたうえで、ココナラでの類似サービスの相場を参考にする。
多くの人が、「自分のサービスに幾らの値段をつければよいかわからない」というよりも「自分が望む値段をつけたら、サービス質が合わなくてクレームになるんじゃないか」ということを心配しています。
実際は、やってみないと分からないことですが、不安や恐怖が勝って、低価格で出品してしまう。
ココナラの市場は価格崩壊していると言われますが、その理由の一つがこれです。
めるま
だから、まずやるべきは、自分の望む価格に設定することへの不安を払拭すること。
これさえできれば、安売りで実績を作るやり方よりも、はるかに効率よく稼ぐことができます。
この記事を通じてあなたには、値段を設定することへの不安を払拭し、適正な価格を提示できるようになっていただきます。
このページの目次
「自分のサービスが価格に見合うかどうか不安」という感覚を、あなたも感じたことがあるのではないでしょうか。
めるま
「高い金払ったのに、素人レベルじゃん」とか言われないか心配になっちゃいますよね
実は多くの人が、自分のサービスが価格に見合うということに自信が持てず、安売りをしてしまっています。
逆に、望む価格を提示できる人は、自分のサービスにどれほどの価値があるかをしっかり把握しています。
つまり、自分のサービスの価値を知ることが、価格設定の第一歩なのです。
めるま
このことは、私自身も体験しました。
その時の内容がこちらです(興味のない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です)
かつて私が、中小企業を相手にした、駆け出しのマーケティングコンサルだった時の話です。
マーケティングコンサルといっても、一般的なコンサルのように口を出すだけではなく、マーケティングに必要なコンテンツ(資料やメール、ブログ等々)の作成も請け負っていました。
コンサルティングだけではなく、コンテンツ作成まで請け負うのであれば、その分料金を頂くのは当然。
しかし私は、「まだまだ駆け出しの自分が作ったコンテンツでお金をもらうなんておかしい。それで成果が出なくて文句言われるのも嫌だし・・・」と思い、コンテンツ作成作業については一切お金を頂かずにやっていました。
『お客様は喜んでくれるし、「ありがとう」の声が聞けただけで満足だ。お金は入らないけど、力はついてるし、いつかこれが大きくなって返ってくるはずだ』
そんな風に思いながら、毎日14時間以上働いていました。
周りは「大変そう・・・」と言うけど、自分では、無償で喜ばれることをしている、という自負もあって、割と満たされた状態だったんです。
しかし、ある日の出来事を境に、この考えは一変しました。
たまたま自分に、企業からの資料作成案件がきた時の話です。
資料単品でお金をもらうという仕事は初めてだったうえ、提示された金額は10万円。
相場を知っている方からすれば、なんということはない金額かもしれませんが、当時の私はビビりました。
『冷静に考えて、10万円って凄いな。そんな金額に見合う資料を、自分なんかが作れるんだろうか?』
そんな不安な気持ちでいっぱいになりながら、試練に挑むような気持で仕事に取り掛かりました。
ところが、試練とは重なるものなんですね。
私が資料作成に取り掛かったちょうどそのタイミングで、お客様からのクレームが発生したんです。
もちろん、クレーム対応が最優先。
私の気持ちも労力もすべてクレーム対応に注がれ、全く資料作成に取り掛かることができません。
結局、資料作成には普段の半分の時間しかかけられず、期限ギリギリになって提出。
自分が理想としている質からは程遠く、これは怒られるな・・・と思いながら、「不満なところがあれば直しますので遠慮なく言ってください!」という逃げのコメントと共に、資料を送付しました。
すると、1時間ほど経ってお客様からコメントが返ってきたいのですが、その時のコメントで自分の価値観が180°変わりました。
『資料拝見しました!綺麗にまとまってて、凄くいいと思いました!特に直すところはないので、これで納品とさせていただきます。また次回も宜しくお願いしますね!』
あれ?怒られると思ったのに、満足してる。こんなのでいいの?
10万といえば、プレイステーション4が2個買える金額なのに、まさか自分が作った資料がそんな高値で売れるなんて。
そう考えた時、驚きと共に、ある種の「拍子抜け」のような感覚を覚えました。
そして、それまでぼんやりしていた「自分が提供できるものの価値」というものも、輪郭を成してきたのです。
その後、資料製作を外注した場合の相場を詳しく調べたことで、相場から見れば自分の受けた仕事は決して高い金額ではなかったことを知り、相応の金額を請求することへのメンタルブロックが外れたのです。
そしてそのおかげで、ココナラに参入した時も、最初から安値で売るようなことはせずにすみました。
ココナラの相場は低いため、実績ある人が安値でサービスを販売していることも知っていました。
恐らく、一般的な市場価格を知らずにココナラだけを見ていたら、私はその人の半額で価格を設定していたと思います。
しかし、自分の仕事の価値を分かっていたため、最初からその人と同じ金額に設定。
結果、ココナラでは全く実績がない私でも、初月から数件の依頼を獲得できました。
今では金額を倍に上げていますが、それでも依頼が来ます。
かつては、自分の仕事に価値が無いと思い込み、お金をもらうことができませんでした。
しかし、価値を知り、市場を知ることで、お金をもらって当然という認識に変わり、収益にも繋げられるようになりました。
この経験から分かるのは、本当に厄介なのは「金額に見合ったサービスを提供できるかどうかを不安に感じる自分の心」であり、価格設定の第一歩は、その不安を取り除くことだということです。
数多くの依頼を安い金額で受けても、私のように、なかなか値上げできないという人もいます。
「価格を上げたらクレームが増えるんじゃないか」と思うからです。
しかしそれでは、いつまでたっても適正価格に辿り着かないか、辿り着いたとしてもかなり時間がかかってしまいます。
それは結局、あなたの貴重な時間と労力をドブに捨てているのと同じことです。
まず、自分が本当に売りたい金額で売って、売れなければ徐々に値段を下げる。
これが、労力をかけず、短い時間で適正価格を割り出す方法です。
ココナラ利用者
なるほどねー!でも、どうやったら不安を取り除けるの?
めるま
本当は、えいや!で欲しい金額を提示してみるのが一番早いんだけど、それが難しい場合は、次の4つのステップを踏むのが効果的です。
▼価格設定に対する不安を取り除くための4ステップ
この5ステップを踏むと、「ココナラの相場って低すぎ!」ということが実感でき、あなたにとっての適正な値段設定を探し当てることができます。
最初のステップは、あなたの時給が幾らなのかを把握することです。
営業やコンサルなど、結果が数字に反映される仕事をされている方は別ですが、自分の仕事の価値が数字として見えづらい部類だと、値段をつけるのも難しいですよね。
そういう場合は、時給と、仕事が完遂するまでの時間から、設定すべきサービス価格を割り出してみましょう。
時給2500円で、4時間で完遂する仕事なら、サービス価格は10000円といったところです。
めるま
ここでのポイントは、ココナラでの市場価格を気にしないこと。
あくまで、自分がサービスを完遂するのに必要なコストを算出するんです。
ここで読むのを止めて、自分のサービス価格について、ざっと計算してみて下さい。
いかがでしたか?
自分がその価格でサービスを売ることを前提に計算をすると、多くの人が
「自分の仕事に対して、意外と支払われてるんだな」
とういことに気づきます。
そう思わなかった方は、自分が金を支払う立場になって考えてみて下さい。
めるま
他人の時間と労力を割いてもらうというのは、それなりにコストがかかるものなのです。
ここで重要なのは、その金額で既にあなたの仕事を買っている相手がいる、ということです。
その相手とは、言うまでもなくあなたが所属している会社です。
買う相手がいるということは、その価格での需要があるという事を意味します。
そしてもう一つ、企業の規模によって給料は変わるかもしれませんが、日本では、企業間での給与差はそれほど大きくありません。
あったとしても1.5倍程度でしょう。
めるま
つまり、あなたの時給から計算された仕事の価値というのは、一般的に見てもそれほど的外れなものでもないということです。
このことが前提にあると、自分の仕事の価値がなんとなく見えてきますよね。
ステップ2は、対外的にサービスを提供している方が対象になります。
クリエイターやエンジニア、業務委託系などの業務に携わっている方ですね。
あなたの仕事(成果物)が、いくらで取引きされているのか、もし知らなければ、聞いてみて下さい。
あるいは、私のように複合的に業務を行っている方は、個々の仕事にどれだけの価値があるのかが分かりづらかったりするので、その場合は、その業務のみを委託した際の相場を調べてみて下さい。
そして、その金額が、まるまる自分に入ってくることを想像してみて下さい。
めるま
こんなにもらえるのか!ってワクワクすると思ますよ!
もちろん、会社でやっている以上、営業や事務作業は別の人がやってくれているのですが、それを加味しても、STEP1で計算した金額よりは高くなるケースが多いはずです。
それもそのはずで、例えば業務委託では、委託料の50%が利益になるよう計算されているからです。
▼業務委託の値段設定
業務委託の値段=作業者の時給×作業にかかる時間×2
これは、組織として利益を取る場合の計算なので、ココナラのように作業者として請け負う場合は、STEP1の計算で出した値段の方が、設定金額としては妥当です。
ただ、ここで知ってほしいのは、依頼する側はこの金額を支払って依頼しているという事実です。
めるま
依頼する側の頭に、相場の金額が前提としてあるのであれば、こちらがわざわざ低い値段設定をする必要はないのです。
ここまでのステップを経たことで、あなたは、自分の仕事にどれほどの価値があるかはっきりしてきたのではないでしょうか。
その感覚はとても重要なので、そのまま持ちづづけていてください。
そして、その感覚のまま、自分のサービスと近しいサービスの価格を調べてみて下さい。
きっと思うはずです。
めるま
うーわ!低すぎ!!!
この「低すぎ!!!」という感覚が、安売りをしないための重要なポイントなので、大切にしてください。
あなたの仕事は本来、そんなに低く見積もられるものではないのです!
めるま
とはいえ、相場からかけ離れた金額を提示してしまうと、売れるものも売れません。
だから、泣く泣く、相場の金額で提示するんです。
ここまでの一連の流れは、交渉術で良く使われる、「ドアインザフェイス」を自分に対して使ったものです。
ドアインザフェイス
本当に通したい要求を通すため、あえて過大な要求を先に提示し、本命の要求を小さなものに見せる手法
めるま
こんな金額を提示して大丈夫なのかな?と不安に思っている自分に対して、まずは自分の価値が高いことを認識させ、そのうえでココナラの低い相場を見せることで、「この程度ならいける」と思わせたんです。
ある意味、自分をだますやり方ですが、これが、値段設定に対して抱く不安を解消するのに効果的な方法なんです。
価格は、一度設定したら終わりではありません。
定期的に価格を見直し、依頼者と自分が満足する価格を探し当てることが重要です。
めるま
おすすめは、最初に高めに設定して、徐々に安くしていくやり方です。
その方が、低価格で依頼が来るより、労力を割かずにすみます。
この時大切なのは、価格が適正でないと判断したら、すぐに変える前提を持つこと。
特に、価格を上げる決断には迷いがつきものですが、売れなければ下げればいいという前提で、スパッと上げてみましょう。
一方で、価格を下げる場合は、サービスを出品してすぐに売れるわけではないので、ある程度の様子見は必要です。
めるま
私は、売れなかったとしても2週間は様子を見るようにしています。
価格を下げたことで依頼が来たら、いくつか受けてみて、実績数と評価がたまったら、また価格を上げれば良いのです。
これを続けることで、どんどん効率よくに稼げるようになります。
さて、ここまでのやり方をたどれば、損せず売れる価格設定ができるはずです。
ここまでできたら、次は販売チャネルを増やしましょう。
具体的には、ココナラの類似サービスにも同じサービスを出品し、いくらでどれくらい売れるのかを試すのです。
めるま
サービスによって、利用者も相場も様々。
同じサービスだったとしても、サービスを買えただけで、ココナラ以上の価格でたくさん売れる可能性も全然あります。
一つのサービスで出品するのに、他のサービスでも出品しないのは、明らかな機会損失です。
様々なサービスを併用し、あなたなりのベストなポジションを見つけて下さい。
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