パラレルキャリアの始め方|副業にも繋がる新しいキャリアの築き方

記事更新日: 2020/12/02

ライター: めるま

こんにちは!めるまです。

今回は、近年注目されているパラレルキャリアの特徴や始め方について、私の体験を交えながらお伝えします。

めるま

パラレルキャリアは百利あって一害なし。

個人的には、やらない理由がないと思っています。

ここまで言い切るのは、私自身が、パラレルキャリアの恩恵を受けているからです。

※先に断っておきますが、本記事はパラレルキャリア肯定側の視点で書かれています。

 

本記事の具体的な内容は以下の通りです。

興味のある部分だけ読んでいただければOKです。

▼本記事の内容

  • パラレルキャリアとは

  • パラレルキャリアのメリット

  • パラレルキャリアのデメリット

  • パラレルキャリアの始め方

 

パラレルキャリアとは

パラレルキャリアは、『明日を支配するもの』(P・Fドラッカー著)で以下のように定義されています。

本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと

明日を支配するもの(P・Fドラッカー著)

要するに、本業の他に仕事をすることをパラレルキャリアというのですが、副業やWワークとは少しニュアンスが異なります。

副業・Wワーク:収入を目的とする

パラレルワーク:やりがいや社会貢献、スキルアップを目的とする

本業以外の活動を通じて、自分のやりたいこと、在りたい姿を見つけ、生きがいを感じること。

これが、パラレルキャリアの醍醐味だと、私自身強く感じます。

めるま

「仕事=金を稼ぐための手段」とは全く違う概念です。

パラレルキャリアが副業になったり、スキルアップで本業の収入が増えることはありますが。

また、収入を目的としないといっても、趣味ともまた少しニュアンスが違います。

趣味:自分のためにやること

パラレルキャリア:他者や社会の貢献になること(仕事)

自分で楽しむレベルなら趣味ですが、それが他人の役に立つものにレベルアップすると、パラレルキャリアになります。

フットサルを楽しむのは趣味。
フットサル好きで、地域の小学生にサッカーを教えるのはパラレルキャリアです。

 

「好きなことを仕事に」という言葉をよく耳にしますが、生活が懸かった本業を、やりたいことだからという基準だけで選ぶのは、簡単ではありません。

めるま

だから、金に縛られないパラレルキャリアは、まさに「好きなことを仕事に」の第一歩なのです。

 

パラレルキャリアのメリット

めるま

パラレルキャリアのメリットは、挙げたらキリがないんですが、特に以下の点は外せません。

▼パラレルキャリアのメリット
  • 心が安定する

  • 自分のやりたいことや価値観が分かってくる

  • 飛躍的にスキルアップする

  • 本業との相乗効果を発揮する

 

心が安定する

学生は学校、社会人は職場が生活の主軸になりますが、それ一つの世界で生きていると、そこでうまくいかなかった時のダメージが半端ないです。

あなたも経験したことありますか?

仕事や職場の人間関係が上手くいかないと、人生路頭に迷ったような感覚に陥り、全てがうまくいかなくなるんです。

めるま

自分も、吐きそうなくらい辛い思いをしたことがありました。

  • クレームをもらいまくったこと
  • 理不尽な理由で暴言を吐かれまくったこと
  • 恋愛でうまくいかなかったこと等々

そういう時は、なぜか悪いことが重なって起きたのですが、その理由は、心が沈んでいるからだと、後々気づきました。

沈んだ心が覇気のない自分を作り、悪い結果を引き寄せる、という悪循環を引き起こしていたのです。

めるま

結論、こういう時は心を安定させるのが一番。

うまくいっている人を良く観察してみると、悪いことがあってもメンタルがブレない(ように見える)という特徴があります。

心を安定させるには、自分が所属する場所を一つに絞らないことが大切です。

テストの点数は悪かったけど、部活はうまくいってるからOK!みたいな感じです。

パラレルキャリアで所属先を増やしておけば、一カ所でうまくいかなくても、それほどダメージは受けません。

めるま

パラレルキャリアを「逃げ」とか「中途半端」と言う人もいますが、結果的にパフォーマンスが出るのだから、私は全然アリだと思います。

 

自分のやりたいことや価値観が分かってくる

「自分が本当は何がやりたいのか分からない」ということに悩む人は多く、転職理由の一つとしてもよく挙がります。

やりたいことが、就職先で運よく見つかる人もいますが、それは本当に稀なケース。

稀であることは、あなたが一緒に働く同僚10人に、「きみの本当にやりたいことは何?」と聞いてみれば、裏付けが取れるはずです。

めるま

なぜ、やりたいことが見つからないかというと、やりたいことは本来、そう簡単に見つかるものではないからです。

もし、あなたの周りに、やりたいことができている人がいたら、どうやってやりたいことを見つけたかを聞いてみて下さい。

多分その人は、色んなことやってきたのではないかと思います。

色んなことに手を出して、続かなくて、最終的にやりたいことに出会った、という感じ。

めるま

やりたいことって、やってみるまで分からなかったりします。

私も、文章を書くのは大嫌いでしたが、ブログを始めてみたら好きになった、という経験があります。

やりたいことは、トライ&エラーで能動的に探さないと、99%見つかりません。

めるま

だから、一つの仕事だけを通して、やりたいことが見つかる可能性は、限りなく低いんです。

そこで、パラレルワークです。

パラレルワークは、以下の2点により、あなたのやりたいことや価値観を見出すのに最適なのです。

▼パラレルワークがやりたいことや価値観を見出すのに最適な理由

  • 収入という概念の影響を受けない

  • 趣味ではなく仕事である

●収入という概念の影響を受けない

本業を選ぶ際、生活がかかっている分、「収入」は外せない要素ですよね。

そうすると、「好きだけどお金にならない趣味のような仕事」では生活できないので、選択肢が極端に狭くなります。

パラレルキャリアは、本業で生活保障された上で選択する活動なので、本当の意味で自分のやりたいことを見つけやすいのです。

 

●趣味ではなく仕事である

趣味であれば、自分が楽しめればいいので、趣味を通じて自分の価値観を考えることって、そう多くありませんよね。

一方で、パラレルキャリアは「他人のためになる活動(仕事)」なので、自然と「自分はどのような形で社会貢献したいのか」という価値観を考えるようになります。

自分の価値観を知ることは、自分のやりたいことを見つけるために大切なポイントです。

めるま

私には、「発信を通じて自分と自分の周りの人の人生を彩りたい」という価値観がありますが、これも、パラレルキャリアを通じて見つけたものでした。

今の本業で、「お金以外に働く理由」が分からなくなっているようなら、パラレルキャリアは、それを見つけ出す最高の手段です。

 

 

飛躍的にスキルアップする

本業とは違う仕事をするので、スキルアップは当たり前なのですが、副業との大きな違いは「金にならなくてもOKだから何でもできる」ということです。

副業だと「お金がもらえるレベルのスキル」か「お金がもらえる分野での活動」でないと成り立たちませんが、パラレルキャリアにはその縛りがありません。

めるま

そうすると、以下の流れに乗って、スキルが飛躍的に上がります。

  • 興味があることは何でも試せる

  • 興味があることが見つかると、学ぶのが楽しくてスキルが飛躍的に上がる

  • 習得したスキルを本業に応用できれば、新しいスキルが生まれる

例えば、私も、パラレルキャリのおかげで、新しいスキルと仕事を得ています。

めるまのスキルアップ例

↓本業で営業(トークスキルUP)

↓パラレルキャリアで記事作成(ライティングスキルUP)

↓本業でセミナー講師に(ライティングスキルによる原稿作成力が掛け合わさった)

 

本業との相乗効果を発揮する

上記の「飛躍的にスキルアップする」でお伝えした内容と一部被りますが、本業との掛け合わせで、スキルも、仕事も、自分の可能性も大きく広がります。

めるま

パラレルキャリアを始める時に、最初から本業との相乗効果を意識すると、より多くのメリットを得られます。

一つのキャリアや一般的なスキルしかなければ、あなたの価値を大きくするには「ナンバーワン」を目指すしかなくなります。

それが好きな人はその方向で頑張ればいいと思いますが、あなただけの「オンリーワン」を目指したいのであれば、スキルを幾重にも掛け合わせるのが効果的です。

スキルアップについては、以下の記事にも書いてますので、興味があれば読んでみて下さい。

 

パラレルキャリアのデメリット

パラレルキャリアにデメリットというほどのデメリットは無いと、私は思います。

会社で副業が禁止されている、という場合も、年間の収入が20万円を超えなければ、発覚することはありません。

もし仮に、年間20万円を超えるレベルまで行けたとしたら、その時は、上司とちゃんと話合えば、だいたい分かってくれます。

めるま

副業を指摘されることを恐れるより、スキルアップしてあなたの人材価値が高まる機会を損失する方が、よっぽどリスキーです。

 

パラレルキャリアの始め方

めるま

パラレルキャリアを始められない2大理由「やりたいことが見つからない」と「何から始めたらいいか分からない」について触れながらお伝えします。

やりたいことを見つける

先にお伝えした通り、やりたいことは、ただ漫然と生きていても、高い確率で見つかりません。

見つけるには、具体的な行動が必要です。

行動さえすれば、何かが変わりますが、どのような行動したら良いか見当がつかない場合は、以下を試すことをお勧めします。

  • 読書
  • 新しいスキルを学ぶ

●読書

私は以前、経営者の方とお話しした時

「知識が無ければ、やりたいことは見つからない」

と教わったことがあります。

知識が無いと、視野が広がらず、自分が興味あるものを見つけることができない、という意味ですが、それを最も手軽に解決してくれるのが読書です。

めるま

読書の面白いところは、自分が興味ないと思っていたことでも、読書後には興味が湧くケースがあることです。

興味を持っていないことについては、そもそも知識が無いので、知識を入れることで興味が湧くことがあるんです。

私の友人も、発展途上国の教育事情に関する本を読んだことで、著者の行動に感銘を受け、教育関連の仕事について調べるようになりました。

読書に抵抗がある場合は、友人にオススメの本を聞いてみるのが吉。

あなたに確実に刺さるかは分かりませんが、少なくともあなたと気の合う人がオススメする本なので、あなたが好きになる可能性も高いからです。

 

●新しいスキルを学ぶ

もう一つ、やりたいことを見つけるために視野を広げるお勧めの方法が、新しいスキルを習得することです。

新しいスキルを習得すると、以前は「自分には無理だ」と思ってたことが、「できるんじゃね?」と思うようになり、視野がグンと広くなるからです。

めるま

私は、ライティングの勉強をした時、それまでは無理だと思っていた「発信」が、できて当たり前だと思うようになりました。

出来て当たり前と思うようになると、それに紐づく様々な選択肢が、視野に入ってくるようになります。

私はその結果、「発信を通じて自分と自分の周りの人の人生を彩る」をやりたいこととして見出しました。

 

パラレルキャリアを始める

続いて、パラレルキャリアの始め方ですが、様々な情報が飛び交う中で、私は以下の2つが非常に有効だと感じています。

  • グループに所属する
  • スキルの勉強を始める

●グループに所属する

もし、自分一人でやりたい、という願望が無く、自分がやりたいことをやっているグループや団体があるのであれば、そこに所属するのがオススメです。

同じ方向を志す仲間の存在は、何物にも代え難く、あなたの人生を豊かにしてくれます。

めるま

昔、一人でやっていた時は、辛くて心折れそうなことが多かったですが、グループに所属してからは、「この人たちのためにも頑張りたい!」と、頑張る理由が増えました。

もし、あなたのやりたいことと合致したグループがあれば、騙されたと思って一度所属してみて下さい。

 

●スキルの勉強を始める

何はともあれ、スキルが無ければパラレルワークになりません。

勉強は、独学でもいいですし、スクールなどに通うのもアリです。

自分の合う方を選べばよいと思いますが、お金のかかるかからないだけで判断するのは、止めた方が良いと思ます。

独学では、確かにかかる費用は少なくなるかもしれませんが、習得に時間がかかったり、途中で投げ出してしまったりしては逆効果です。

それより、サッと学んで、その分、早く仕事を始めてしまった方が良い場合もあります。

自分に合った方法を選びましょう。

 

この記事を書いたライター

めるま

・マーケティングを考えて、片っ端から試すことが好きで、実体験で学んだノウハウを記事で公開しています。
・現在の副収入は月6桁(エンジニアではない)
・マーケティング、プレゼンコンサル、記事執筆、書籍の執筆などをしています。

このサイトでは、仕事で活躍されたい方、ご自身で何か始められたい方向けに、経験を基にした情報を発信しています。

twitter→https://twitter.com/mailmarketing41

この記事に関連するラベル

ページトップへ