【フリーランスエンジニア必見】安心して案件紹介を依頼できるSESの選び方

記事更新日: 2020/11/14

ライター: めるま

エンジニア

業務委託で仕事をしたいけど、どこのSES会社に仕事を紹介してもらえばいいんだろう?

とりあえず、大手に登録しとけばいいのかな?

 

こんにちは!めるまです。

今回は、フリーランスエンジニアが案件を探す時、信頼できる(良い案件を紹介してくれる)SES会社の見分け方を紹介します。

めるま

私自身が、過去にSES業界で営業をしていた経験からお話しします。

 

まず、今回の話の結論をお伝えします。

▼結論(信頼できるSES会社を選ぶポイント)

  • 派遣先から直接案件をもらっている(じゃないとあなたが苦しむ)
  • 自社所属のエンジニアを多く抱えている(じゃないと急に仕事がなくなる)
  • 中抜きの金額が決まっている(じゃないとあなたが損する)

SES業界は、闇が深い業界です。

立場は完全に営業>エンジニア。

業界事情を知らないまま、適当なSES会社に仕事探しを依頼してしまうと、あなたが辛い想いをすることになります。

めるま

私自身、営業ではあったものの、あまりに心苦しくて、業界を去りました。

SESに仕事探しを依頼する前に、この記事の内容を知っておいてほしいです。

 

ポイント1:派遣先から直接案件をもらっている

「SES会社が紹介してくれる仕事は、派遣先から直接依頼されている仕事だ。」

というのは、当たり前のように思えますが、実は、SES業界では当たり前ではないのです。

 

一つの案件に複数のSES会社が絡むのを防ぐ

基本的に派遣業は、派遣会社に所属する社員が、クライアントに派遣される仕組みになっています。

ところが、SES業界は、正確には「準委任契約」と呼ばれる契約をクライアントと結び、自社に所属していない人でも派遣することができるのです。

そのため、エンジニアを雇っているSES会社Aと、派遣先と直接契約を結んでいるSES会社Bが協力して、SES会社Aのエンジニアを、SES会社Bを経由して、派遣することが日常茶飯事で行われています。

めるま

派遣先から見れば、このエンジニアはSES会社Bのエンジニアなのですが、裏ではSES会社Aのエンジニアが横流しされている形になります。

業界では、SES会社Bを一次受け、SES会社Aを二次受けと呼びます。

そして、これが三次受け、四次受けと、多重構造になり、営業は、誰がどこに派遣されているのかさえ、正確に把握できていないケースが多いのです。

めるま

エンジニアを、単なる商品としてしか見ててない営業も多いんです。

そうなると、たとえあなたが現場で困ったことがあっても、誰もフォローしてくれない可能性が高いのです。

 

中抜きをできる限り少なくする

派遣先と、あなたが案件探しを依頼するSES会社の間に、SES会社が挟まれば挟まるほど、それらの会社に料金が中抜きされるので、あなたの手元に入る金額は低くなります。

そうなると、あなたの収入が少なくなるのはもちろんですが、それだけでなく、あなたと派遣先との関係も悪くなりやすくなるんです。

めるま

派遣先は、「こんなに払ってるのに!」と思うけど、派遣された側は「これだけしかもらってないのに!」って思うすれ違いが起きるんです。

 

担当営業が案件の内容を把握している

派遣先と直接契約しているSES会社の営業でないと、案件の内容を把握できませんし、何かあっても、直接現場と交渉することができません。

例え、あなたが現場で困ったことがあって、それを担当営業に連絡したところで、その担当営業は、商流が一つ上のSES会社にそれを報告するだけなので、あなたの気持ちが伝わりにくいのです。

めるま

現場はトラブルが起きやすいので、何かあった時に頼れる存在は、絶対にいた方が良いです。

 

ポイント2:自社所属のエンジニアを多く抱えている

自社所属のエンジニアを抱えている会社に案件を紹介してもらうと、次のようなメリットがあります。

▼メリット

  • 同じ会社に所属するメンバーが団体で派遣されるケースが多く、話がしやすい。
  • 案件が安定して長続きする。

 

同じ会社に所属するメンバーが団体で派遣されるケースが多く、話がしやすい

基本的に、派遣先は、団体で派遣してもらうことを好みます。

派遣先からすれば、複数の会社から派遣された人が集まると、管理が大変なので、管理を一つの会社に統一したいんです。

なので、自社のエンジニアを多く抱えているSES会社会社は、団体で派遣できることを武器に、案件を勝ち取るんです。

めるま

そうすると、あなたに紹介される仕事も、他の社員が既に入っている案件であることが多いんです。

同じところから派遣されているメンバー同士であれば、相談もしやすく、職場環境が良くなります。

 

同じ現場の案件が安定して長続きする

団体で人を入れてくれるSES会社は、派遣先から頼られるので、一つの案件が終わっても、次の案件を優先的に依頼されるケースが多いです。

なので、あなたが望む限り、同じ現場で働き続けられる可能性が高いんです。

めるま

逆に、一人だけで送り込まれると、突発的に案件がなくなることがあります。

現在、大手を皮切りに、個人事業主の一人派遣をどんどん切っていく流れが加速しています。

小さい企業であれば、まだ大丈夫ですが、一人派遣をされると、ある日突然契約終了を言い渡されるということが起こりかねません。

 

ポイント3:中抜きの金額が決まっている

めるま

中抜きの金額決まっている企業は、信用できる可能性が高いです。

 

SES会社は、派遣先から支払われた金額の一部を自社の利益とし(中抜きし)、残りをエンジニアに支払います。

中抜きの金額は、業界の習慣でブラックボックス化されており、エンジニアや派遣先の企業に教えない会社も少なくありません。

以下は、以前私が働いていた企業であた実際のことです。

 

業界的には、中抜きは10~15%程度ですが、酷い人は40%も抜いていたりすることもありました。

めるま

こういう企業に案件紹介を依頼すると、あなたが酷い目にあいます。

最初から、「売り上げの○%を手数料として頂く」といった取り決めのある会社の方が、安心できます。

そしてもう一つ、派遣先からいくらの金額で降りてきた仕事なのかは確認するようにしましょう。

もちろん、それで正直に答えるかは企業次第ですが、派遣先の規模や、スキルから考えた相場の単価から、その営業が正しいことを言っているのか判断をつけることができます。

なので、自分のスキルの相場にはアンテナを立てましょう。

これはガチです。

 

さいごに

改めて、今回のポイントのおさらいです。

▼信頼できるSES会社を選ぶポイント

  • 派遣先から直接案件をもらっている(じゃないとあなたが苦しむ)
  • 自社所属のエンジニアを多く抱えている(じゃないと急に仕事がなくなる)
  • 中抜きの金額が決まっている(じゃないとあなたが損する)

色々お話ししましたが、結局、エンジニアが営業力も身に付けられれば、収入は跳ね上がると私は感じました。

もちろん、これから経験を積んでいきたいと思う方は、案件紹介を依頼する方が経験が積めて良いと思いますが、ある程度スキルを得たら、自分を売り込む術を身に着けるのが、最も効率の良い攻略法です。

めるま

自由に、高い金額を稼げることがフリーランスエンジニアのいいところ!

SESで経験を積みながら、自分の売り込み方も身に着けて行きましょう!

 

この記事を書いたライター

めるま

・マーケティングを考えて、片っ端から試すことが好きで、実体験で学んだノウハウを記事で公開しています。
・現在の副収入は月6桁(エンジニアではない)
・マーケティング、プレゼンコンサル、記事執筆、書籍の執筆などをしています。

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twitter→https://twitter.com/mailmarketing41

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