クリーニング店の気になる【仕上げ・オプション】の違いを解説

記事更新日: 2020/07/27

ライター: いなえ

クリーニングは仕上げによって大きく印象が変わり、満足できるかどうか大事な指標の一つです。

しかし【仕上げ】の工程は必ず人の手が必要なので、安い金額で多くの量を完成しなければならない会社はどうしても疎かになってしまいます。

基本的にクリーニングの世界は【安かろう悪かろう】のサービスだと考えていいです。

 

このページでは良いクリーニング店・悪いクリーニング店の仕上げの違いについて解説します。

仕上げの工程では乾燥させた洋服を【理想な形】に仕上げるのが最高の状態です。

洋服の形にもそれぞれ個性があるので見極めできる技量が求められます。

理想な形に仕上げるためには【アイロン】【立体プレス機】の2通りの方法があるのでそれぞれの違いについて解説します。

 

アイロン仕上げ

一般的な仕上げ方法はアイロンがけです。

アイロンが機械化されている事はなく、人の手で仕上げているので技術と経験が要求されます。

安い金額で大量の洋服を仕上げないといけないお店は手抜きになったり、効率化を求めて最短・最低の作業しか行わないケースがあります。

アイロン仕上げで良い状態に仕上げるためには絶対的に時間がかかるので、人手が必要→人件費がかかる→料金が高くなってしまいます。

安い金額のお店は時間をかけずに効率を重視しているはずなので、依頼する場合は過度な期待を持たない方が良いでしょう。

 

クリーニング師という資格があるが・・・

クリーニング業界には【クリーニング師】という民間の資格があります。

資格内容は実技・筆記があり、衛生面・洗濯方法についての知識やアイロンがけの技術を採点します。

3 試験科目
 (1) 学説試験(筆記試験)
 ア  衛生法規に関する知識
 イ  公衆衛生に関する知識
 ウ  洗濯物の処理に関する知識
(2) 技能試験
 ア  洗濯物の処理に関する技能(筆記試験)
 イ  ワイシャツのアイロン仕上げ(試験時間5分間)
 ウ  繊維の実物鑑別

令和2年クリーニング師試験の案内より引用

資格保持していればある程度の技術や知識を有しているので、信頼するひとつの目安となるでしょう。

 

しかし資格がなくても、クリーニング業に従事できますし、合格率も高いので【資格保持している】という事を重点的にみる必要はないかと思います。

もし仮に【私たちの会社は全員資格保持者です】とPRしていたら疑問に考えていいと思います。

 

立体プレス機(スチーム機)による仕上げ

スーツやコートなど特に利用されている【立体プレス機】による仕上げ方法があります。

立体プレス機は、人の形をした機械に背広やコートを着せて、中から蒸気で伸ばすというプレス方法です。

立体プレス機の例直本工業株式会社HP_NT-95C

立体プレス機は言葉の通り立体的に仕上げる事が最大の特徴で
 ・背面部の丸みのあるライン
 ・肩や胸部の自然なふくらみ
 ・均一な圧縮で生地を伸ばさない
などアイロンではできない仕上げが可能です。

 

立体プレス機は高価な機械で、素材に適した機械の調整をしないと洋服をダメにしてしまうので一般のクリーニング屋では取り扱っていません

立体プレス機を採用しているクリーニング屋があればワンランク上の仕上がりに期待できます。

(立体プレス機が利用できない素材の場合はアイロン仕上げになります。)

 

オプションのコーティング

使用する薬剤は会社によって異なりますが、専用のスプレーガンで仕上げの後に塗布するのが一般的な施工方法です。

動画は車ですが、クリーニングでも同様にコンプレッサー&スプレーガンで薬剤を噴射し表面をコーティングします。

すべてのクリーニング会社でこのような加工をしているというわけではありませんので、イメージとして捉えてください。

 

撥水加工

生地の表面に水をはじく成分を塗布することで、生地を撥水加工することができます。

生地の編み方によっては繊維の隙間が大きかったりして十分な撥水効果が望めない場合もあります。

撥水効果は水だけでなく汚れもはじくのでできればしておきたい加工です。

 

多くの撥水効果はドライクリーニングよって劣化してしまうので、ドライクリーニングの後は撥水加工をする事をおすすめします。

 

防虫

穴あき防止のためにしておきたい防虫加工。

穴あきの原因=虫食い。つまりは小さな虫が衣類を食べているからです。

食べこぼしのシミや汗等が付着していると、衣料害虫の栄養源となり虫食いの被害を受けることがあります。

特に繊維がウールやシルクなどの動物繊維が使用されている衣類だと、繊維の中にタンパク質が含まれているので、特に虫食いにあいやすいです。

防虫加工は虫が嫌がる人工的な薬剤を塗布するケースが多いです。

市販の防虫剤でも効果は見込めますが、直接塗布することでより防虫効果に期待できます。

ほとんどの防虫剤は6か月~12か月で効果がなくなりますので、自宅での保管環境にも十分気を付けましょう。

 

防菌・抗菌・防臭

多くの会社で取り扱っているのが【銀イオン】を衣類にコーティングし、菌とニオイの発生と付着を防止する効果を得ます。

使う薬剤によって効果の強さや継続時間も異なるので、お店によって料金の違いがでやすい加工かと推測されます。

 

【銀】は金属アレルギーの中でも反応しづらい素材ですが、金属アレルギーをお持ちの場合は【防菌・抗菌・防臭】加工はしない方がいいかと思います。

必ずしも【銀イオン】を利用しているとは限らないので、気になる場合は依頼を検討している店舗(会社)に問い合わせてみましょう。

 

手作業VS機械

アイロン仕上げを売りにしているクリーニング業者の広告・HPを見ていると『手作業で一点一点丁寧に』や『熟練の職人が真心こめて』など謳い文句に宣伝をされてます。

一方高級なクリーニングを調べると『専用の立体プレス機で仕上げ』『アパレルメーカが使用する仕上げ』などで機械で仕上げる事を良しとする会社もあるのは現状です。

 

実際のところ仕上げで優れているのは【立体プレス機】とされています。

理由はアイロンができる事は全て立体プレス機で再現できるからです。

立体プレス機は高価であり場所をとる機械な為、町にある小さなクリーニング屋はなかなか購入できません。
アイロンしか利用できないところはアイロンの方が優れていると主張するしかない為、立体プレス機を悪くいう背景が少なからずあります。

 

立体プレス機には経験が必要ない、失敗しないと思われがちですが、効率化目的の仕上げが良くない機械もあれば、高級なプレス機ほど細かい設定や日々メンテナンスが必要な為技術や経験は求められます。

機械のよって立体プレス機が利用できない生地もありますが、高価な洋服、大事な洋服はぜひ立体プレス機を導入しているサービスを利用してみてください。
きっと仕上げの違いに驚きます。

立体プレス機を導入していて、信頼できるサービスはプラスキューブワードローブトリートメントです。

口コミや評判などを調べた記事もあるのでよろしければ参考にしてください。

この記事を書いたライター

いなえ

好奇心旺盛の32歳。

ライター兼ライススタイルアドバイザーとして活動。

みんなが右を向いていると左を向きたくなるアマノジャク。

時に毒舌。

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