猫疾病予防管理士とは?資格は役立つ?難易度や教材について

記事更新日: 2021/02/12

ライター: いなえ

猫疾病予防管理士は全日本動物専門教育協会が主催の民間資格で、通信教育を受ける事で誰でも取得する事ができる資格です。

資格試験は自宅で受けることができ、好きなタイミングで受ける事ができるので自分のペースで勉強する事ができるのが魅力的です。

猫に関する資格は増えてきていますが【猫疾病予防管理士】はこんな人にオススメです。

 

しかし民間資格の中には名前ばかりで役に立たない資格もあります。
本当に【猫疾病予防管理士】を取得して役に立つのでしょうか。
また、資格取得にはどのような知識が求められるのでしょうか?
難易度や勉強方法などについて調査しました。

この記事では勉強のスタート前から資格取得のその後まで解説します。

猫疾病予防管理士

-猫疾病予防管理士-とは?
猫の病気の正しい知識を習得し、猫の病気の症状に対し、的確な看護のもと獣医師へ橋渡しするために必要な知識を学ぶ
動物取扱業 該当なし
認定機関 一般社団法人 全日本動物専門教育協会
難易度 ★★★★☆(約6か月)
合格率 95%(70点以上で合格)
受験条件 ーーー
受験時期 いつでも
開催地 自宅
受講・受験料(税込) 35,000円~60,000円
テキスト 受講料金に含まれる
認定料 修了証ー無料
顔写真入り認定証ー5,500円
資格更新について 更新不要

 

猫疾病予防管理士
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どんな知識が必要?

猫の正常な状態をあらゆる観点から学び小さな変化も見逃さない、猫の健康を守る為の医療に関する深い知識が求められます。

 勉強する内容 
  • 猫の解剖学
  • 猫の生理学
  • 猫の獣医学
  • 猫の行動学

猫の解剖学・生理学、獣医学、行動学をしっかり学び疾病の理解をより深める事で、疾病の早期発見&早期治療につながります。
正しい知識を得る事で的確な看護とケアのもとアドバイスや適切な病院へ案内するする事ができるようになります。

試験の方法・内容は?

資格試験はカリキュラムの終了時の添削課題に合格することなので、勉強をして任意のタイミングで試験を受ける事できます。

カリキュラムの学習期間の目安は4か月ほどとなっていますが、申し込みしてから1年以内であればいつでも試験が可能です。
試験問題は例年だと約50問の選択問題なので、資格取得に焦らず適切なタイミングで落ち着いて取り組めば合格する事ができるでしょう。

 

添削課題は自宅など好きな場所で受ける事が可能なので、遠くまで移動することなく落ち着いた環境でできるのも魅力の一つです。

自宅で試験を受ける事について
      猫疾病予防管理士は自宅で試験を受ける形式です。
そのためカンニングする事が可能です。しかし資格とは本人の為の証明です。
もちろん協会では試験中に調べる事を認めていません。ズルはしないで自分の力で試験にのぞみましょう。

 

勉強方法について

猫疾病予防管理士に申し込むと約1週間で教材セットが届きます。

教材が届き次第ひたすら自習をすすめて、任意のタイミングで添削課題に挑戦するカリキュラムになります。

 

  • 猫疾病予防管理士テキスト
  • 副教材「ねこ会話入門」
  • ウロキャッチャー(採尿器)
  • 尿試験紙
  • 尿検査キット使い方ガイド
  • 猫疾病予防管理士認定試験問題
  • 認定試験解答用紙
  • 返信用封筒

自習が基本にはなりますが、不明な点があればメールで問い合わせが可能です。

問い合わせた内容は監修している獣医師さんに届くので少し返答に時間がかかりますが、獣医師さんから正しい知識を教えてもらえるサポート体制はとても貴重です。

目安の勉強期間は6か月ですが、1年以内に添削課題に合格すればOKなので自分のペースで勉強して資格の取得が可能です。

教材について詳しくみてみる >

証明書は永久証明!

資格試験に合格したあとは資格証を発行する事が可能です。

修了証は全ての人に届きますが、カードサイズの資格者証などは別途費用がかかります。

・認定証書(A4サイズ)
・資格取得者在勤施設証明書
ー各11,000円(税込)

・顔写真入り認定証
ー5,500円(税込)

 

発行を依頼すれば手元に資格証が届きますが、発行しなくても履歴書などに書いて問題ありません。
なので実際に資格証を見せる必要がない場合は発行申請しなくてもいいかもしれません。

また資格に更新は必要ないので生涯持続的に猫疾病予防管理士として肩書きを名乗る事ができます。(年会費も無料)

 

資格をとったらできる事は??

猫疾病予防管理士として認定された後は様々な仕事を引き受ける事ができます。

▼活躍できる仕事・活動
  • カルチャースクール
  • アドバイザー
  • ペットショップ店員
  • 猫カフェ・保護猫カフェ
など

資格を持つ事で信頼性が格段に増すので、アルバイトはもちろん転職でもプラスになります。

自分でビジネス/副業を始める際にもカルチャースクールやアドバイザーとして猫の飼育全般について教える事ができます。

猫疾病予防管理士について
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最後に

猫疾病予防管理士は民間の資格ですが猫に関する飼育~病気、介護まで幅広い正しい知識が求められる、学ぶべき事はたくさんある資格です。

そのぶん他の資格よりハードルが少し高く感じるかもしれませんが、猫は生き物なので生物を扱うものとして正しい知識を得る事は最低限のマナーともいえるのではないでしょうか。

「知らなかった」と後悔しない為にも病気などの知識は知っておいて損はないでしょう。

 

1点注意点として【動物取扱業】を申請する際に都道府県が認めている条件からは外れている資格なので、責任者として活躍することはできません。

今後「お店の責任者として働きたい」「起業する可能性がある」という方は他の資格を取得する方が最短の道になるので【猫疾病予防管理士】が本当に必要なの考える時間をとってみてください。

猫に関する資格も他にもたくさんあるので是非参考にしてください。

資格を通してあなたの未来が拡がる事を応援しています。

この記事を書いたライター

いなえ

好奇心旺盛の32歳。

ライター兼ライフスタイルアドバイザーとして活動。

みんなが右を向いていると左を向きたくなるアマノジャク。

時に毒舌。

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