この記事を読んでほしい方
めるま
この記事では法人営業における
メルマガの最適な文字数とその理由をお伝えします
メルマガは業種や目的により内容や形を変化させなければいけません。
例えば、EC系や飲食系の事業をやっている会社が
「割引キャンペーンのメルマガを配信したら売り上げが上がった!」
という話をちょくちょく耳にします。
こういったメルマガは、綺麗な製品の写真が並べられていたり、クリック用のボタンが並べられていたりと、ビジュアルを意識してHTMLで組まれていたります。
もしあなたが携わっている事業がこれと同じ手法が通用するものであれば、同じようなメルマガを打つことで、一定の効果を得ることができるでしょう。
しかし、世の中そういう事業ばかりではありません。
りょうすけ
うーん確かに・・・
法人向けITツール販売事業とかだと勝手が違いますよね
めるま
そうそう
メール配信システムのお客様事例とかで「売上げ上がりました!」
って言ってるのはだいたいこういう系の一般向け事業だね
法人向けにサービスを展開している事業などの場合、
価格が高かったり、決済のために上を説得しなければならなかったりで
一般向けのように、メルマガですぐにサービスを購入してもらうという事が見込めません。
そこでたどり着くのがリードナーチャリングという考え方です。
リードナーチャリング
見込み顧客の育成・教育という意味。
見込み顧客は初めから自社のサービスに対して興味や深い理解があるわけではないので、こちらから情報を提供することで見込顧客を教育し、興味を高め、購買へつなげること。
リードナーチャリングを実現させるには、見込顧客に対して事業に関する知識を与える必要があり、そのためには多くの情報を載せることが必要になります。
めるま
ではりょうすけくん
ここで今回の本題です
メルマガの最適な文字数は?
りょうすけ
えー?
何文字だろう?
情報を載せないとだからそれなりの文字数が必要でしょうけど・・・
めるま
じゃあ、りょうすけくんが考えている間に話を進めるね!
後でもう一度聞くから考えておいて!
このページの目次
りょうすけ
え・・・???
タイトルで既に混乱してます・・・
情報を与えないといけないのに長文はNGなんですか?
めるま
うん(笑)
実はこれ、多くの企業が陥っている罠なんだ
見込み客を育てるには情報をたくさん与えなければならない・・・
メルマガ担当者の多くがそう考えるのですが、実はこれが大きな間違いなんです。
例えばこのメルマガ。
何とか興味を持ってもらおうと思って、一生懸命書いたことが伝わってきます。
文字数を数えてみると、約2200文字もありました。
超大作です。
項目ごとに横線で区切って、見やすくなるよう工夫もしています。
メルマガの書き方の本に書いてあることを踏襲した、よく練ってある文章です。
ただ、、、しかし、、、悲しいことですが、このメールを受け取った人はこう感じます。
なんだ、ただの営業メールか(迷惑メールフォルダ行き)
めるま
りょうすけくんも
こういうメールを受け取ったことあるんじゃないかな?
りょうすけ
よく届きます!
むしろこういうのがメルマガの印象です
めるま
じゃあ、こういうメール読む?
りょうすけ
・・・絶対に読まないです
文章多くて読むのに時間かかりますし
明らかに営業メールって分かりますし
めるま
でしょ?
長いメールって結局読まれないし
それどころかメルマガ停止依頼に繋がっちゃうんだよね
メルマガで長文を書くのはできる限り避けましょう。
特に、長文での売り込みメールは絶対にNGです。
相手の興味をなんとか喚起させようとすればするほど、書き込むことが多くなり、文章が長くなります。
そしてその意図は、メールを読む側は手に取るように分かります。
メールが長ければ長いほど、売り込みたい気持ちを察知して離れていってしまうのです。
りょうすけ
でも、もしメールを受け取った人が
ちょうどその情報を欲してたら
そのメルマガを読むんじゃないですか?
めるま
うん、それはそうだろうね。
でも、1000人にメールを送って、そんな人が果たして何人いるかな?
経験則だけど1人いるかいないかだと思う
りょうすけ
その1人にでも当たって売り上げになったら
それだけでも良いと思うのですが・・・
めるま
短期的な目線ならそうだね。
でも、毎回こういうメールを送ってたら
残りの999人はそのうちメルマガを停止するか
しなくても迷惑メールフォルダに入れて一生読んでくれなくなっちゃうよ
めるま
それは将来的に興味を持つ可能性のある999人の見込顧客を
みすみす逃してしまうのと同じことなんだよ
りょうすけ
メルマガで興味喚起はさせない方がいいってことですか?
めるま
メールの文章ではやらない方がいいね!
やりたいんだったらそれ用のwebページやPDF資料をつくって
メールからそちらに飛ばすように導線を敷くことをお勧めするよ
りょうすけ
なぜですか?
同じ文章ならメールでもwebページでも資料でも同じでは?
webページや資料の方が情報を伝えやすいからですか?
めるま
一般的にはそう考えられているけれど、本当の意図は別にあるんだよ
何だと思う?
りょうすけ
えー・・・何でしょう?
分からないです・・・
めるま
それはね
人に読まされることと自分の意志で読むことの違いなんだよ
人は、他人から強要されたものを拒否しますが、自発的に行うことには積極的になります。
学校の授業は眠かったけどゲームの攻略情報は必至で調べた、なんて体験をした人も少なくないでしょう。
心理学的にも、たとえ結果的に取る行動が同じだったとしても、他人から指示されたのか、それとも自分で決断したのかによって、その後の満足度が大きく変わることが分かっています。
「明日はこの店でよろしく!」と言った場合、仮にその店の出す料理が不味かった場合、相手は不満を感じますが、「明日はこの店でいい?」と聞いて「分かりました!」と相手が承諾した場合、料理が不味くても「自分で選んだしな」と考え、不満になりません。
同様に、長文のメールは読みたくないのに、同じ分量のwebサイトを読むのは何故でしょうか。
メールは相手の都合で送られてくるものであり、相手から「読むように依頼されたもの」です。
これに対しwebサイトは、自分で調べ、自分で見ることを選択したものです。
そしてこの違いは、内容が自分の求めているものと違った時、大きな違いを生みます。
人は、自分の役に立たない情報を勝手な都合で押し付けてくる人を嫌います。
こうなると、二度と情報を送らないでください、ということでメルマガの停止を依頼します。
ごくまれにですが、「勝手にメルマガ送ってくんな!」とクレームを入れる人さえいます(もちろん本人の許可をもらって送ってはいるのですが)。
一方で、自分で読むことを選択したものであれば、その内容が外れていたとしても、不満になることはあまりありません。
つまり、自分で読むことを選択した先にコアな情報を入れておけば、ある程度しっかり読んでもらえるうえ、内容が興味と外れていたとしても不満にならないのです。
めるま
相手に選択を委ねてあげることがポイントです
めるま
さて、そろそろ聞いてみようか!
メルマガの最適な文字数はいくつだと思う?
りょうすけ
うーん、2000文字だと多すぎるんですよね・・・
思い切って1000文字くらいでしょうか?
めるま
正解はこちら!
メルマガの最適な文字数は
300~500文字前後
りょうすけ
300~500文字?!
そんなに少ないんですか!
めるま
うん、ちょっとした挨拶で終わり
以前、配信先をランダムに2つに分けて、文章量の違うメールを送ってみたら
明らかに短文の方が反応が良かったんだよ。
りょうすけ
うわ!
文章長いとこんなに下がるんですね・・・
もちろん、文章の内容が短くても、売り込み文になっていては同じように反応率は悪くなるでしょうから、短文で、普通の挨拶を送るような感覚でメルマガを作ることをお勧めします。
・マーケティングを考えて、片っ端から試すことが好きで、実体験で学んだノウハウを記事で公開しています。
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