『どんなときもWiFi』と『限界突破WiFi』、どちらも月額3,500円ほどで利用できる無制限ポケットWiFiです。
しかしその特徴が似ていることから、どっちの方がお得なのかよくわからないという人も多いようです。
そこで『どんなときもWiFi』と『限界突破WiFi』、そのどちらも使った僕が、この2つを10個の項目で徹底比較しました。
その結果がこちらの表です。
結果的には、8勝2敗で限界突破WiFiに軍配が上がりました。
具体的にその中身を解説していきましょう。
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ヨッシー
ここからは『限界突破WiFi』と『どんなときもWiFi』を具体的に比較して行きます。
どんなときもWiFiと限界突破WiFiは、
といった大枠の特徴で比較すると、パッと見は大きな違いのない商品ですが、実は全く違う商品です。
特に海外利用する際にはかなり大きさ違いが生まれます。(詳しくは後述)
画像引用元:どんなときもWiFi公式HP
WiMAXからどんなときもWiFiに変えたから誰も求めてないだろうけどレポ。結論WiMAXはクソ。私には全く合わない。お金の無駄。3日で10GB制限のせいで何も出来ない。ネトフリでドラマや映画を数本見たりPS4やSwitchでソフトをDLしたら秒で終わる。ネトフリはほぼ毎日見るので常に通信制限がかかってる状態
— ゆみ (@otokokimoshine)August 19, 2019
どんなときもWiFiは『速度制限のかからない無制限WiFi』として非常に評判を呼んだポケットWiFiです。
速度も早く、限界突破WiFi同様に大手キャリアの3回線を使うため、繋がりやすさも文句なし、ということで人気です。
限界突破WiFiも実はどんなときもWiFiとできることは全く同じです。
どちらも「クラウドSIM」という技術を採用しており、それによってどちらも
という大きな特徴を持っています。(共に中国のUcloudlinkという会社の技術を採用)
その分、その差がよくわからないという人も多いのですが、細かく見ていくと実はかなり違いがあるんです。
まず月額料金の違いですが、どんなときもWiFiが3,480円・限界突破WiFiが3,500円です。(クレジットカード支払い)
端末補償サービスも400円と500円でどんなときもWiFiに軍配が上がっています。
しかし限界突破WiFiは事務手数料がかからないため、2年間の総額で計算すると限界突破WiFiの方が安くなります。(どちらも2年契約のため、最低2年は使う必要がある)
またどんなときもWiFiは、2年目以降の値段が500円アップし、月額が3,980円になりますが、限界突破WiFiはずっと固定で3,500円です。
そのため同じ機能でありながら、限界突破WiFiの方が安く使えると言えます。
どちらも端末をタダで使用することができますが、どんなときもWiFiは「レンタル」であり、限界突破WiFiは「プレゼント」である、という違いがあります。
どんなときもWiFiは、端末代がかからない代わりに、解約時には『8日以内に端末を返却する義務』があります。
しかも『本体/USB ケーブル/取扱説明書/個装箱』全て、発送された時のまま返却しなくてはいけません。
さらに、返却時に端末が故障していた場合には18,000円の代金を請求されてしまいます。
ヨッシー
2年間以上、来た時のままで保管するのって結構ハードル高くないですか?
どんなときもwifiはルーターがレンタルじゃなければ完璧だったと思う…(やめる時に返却めんどいなぁと思ってる)
— くなに (@ayakuna)July 5, 2019
Twitterでもこう言った声が結構多く見つかりました。
一方の限界突破WiFiは、端末はプレゼントなので、返却する必要もないですし代金を請求されることもありません。
この違いは使用時の安心感にかなり大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。
どんなときもWiFi速度は申し分ないんだけど同時接続台数が5台はネックだな。1人で使う分には問題ないけど
— アルトリア・ルーラーが欲しい (@RiverHalf)July 21, 2019
WiMax更新月なので、どんなときもWiFiが気になってる。難点は、端末が2年レンタルなのはバッテリー膨張など劣化が心配。sim差し替えてのホームルーター併用ができなくなる。USBでのネット接続やクレードル接続ができない。同時接続台数が5台迄は足りない。レビューみる限りWiMaxより実測が半減以下。
— 上様を語る不届きものめっ (@harimogura)May 11, 2019
そして意外と見落としがちなのが、「同時接続台数」です。
「5台あれば十分じゃない」と思うかもしれませんが、スマホ・タブレット・PC・ゲーム機(PlayStationやニンテンドーSwitchなど)・Googleエコー(Amazonエコー)などに接続しようと思うと、5台同時接続は一人暮らしでもギリギリの台数です。
これが同棲や家族共有となると、あっという間にいっぱいになってしまうので、8台ある限界突破WiFiを使用した方が安心だと言えますね。
どんなときもWiFiは2年間の自動更新になっています。
これは大手キャリアの2年縛りと同じなので、今後もっといい商品が出た時に2年縛りがネックになってしまう可能性も考えられます。
しかし、限界突破WiFiは最初の2年間こそ固定ですが、そのあとは3ヶ月の更新月と1年の自動更新を繰り返す形になります。
更新月が3ヶ月間もあるので、
「更新月、先月だった。今月やると解約手数料かかっちゃう・・・
ということもありませんし、次の更新月も一年後なので安心です。
0〜12ヶ月目:19,000円(税抜)
13〜24ヶ月目:14,000円(税抜)
25ヶ月目(更新月1ヶ月):0円
26ヶ月目以降:9,500円(税抜)
以降、2年の縛りと更新月1ヶ月のループ
0〜24ヶ月目:18,000円(税抜)
25〜28ヶ月目(更新月3ヶ月):0円
29ヶ月目以降:5,000円(税抜)
以降、1年の縛りと更新月3ヶ月のループ
どんなときもWiFiと限界突破WiFiは海外利用に大きな違いがあります。
という特徴は同じですが、その中身(特に容量と料金)に違いがあるので注意が必要です。
画像引用元:どんなときもWiFi公式HP
どんなときもWiFiの海外プランはシンプルです。
行った国によって1日の利用料が決まり(1,280円か1,880円か)、使った日数分だけ課金されます。
例えば、ハワイに3日間滞在し、そのうち2日間使用したら1,280円×2日=2,560円かかるという計算になります。
また1日の容量は1GBまでですが、動画閲覧などをせずにネットを閲覧する、SNSに写真を投稿するくらいであれば問題ありません。
仮に容量を超えてしまったとしても、LINEやツイッターくらいは問題なく使用できるスピード(383Kbps)になります。
ヨッシー
公式ではYouTubeの360pの画質なら見られると書いてありますが、あくまで理論値なので期待しないほうがいいです
一方の限界突破WiFiは、少しだけ複雑です。
を自分で考える必要があります。そして行く国によって利用料金も変わります。
例えばヨーロッパに行く場合は、次のような違いがあります。
似たような割り振りが、アジア・オセアニア地域にもアメリカ・アフリカ大陸にも細かく設定されています。
それをこのような画面上で選択をして、つどつどクレジットカードまたはPayPalで決済していきます。
限界突破WiFiは、よく言えば「使う日数とギガ数で最安値になるように選択が可能」なのですが、どんなときもWiFiと比べると「ちょっとめんどくさい」というデメリットがあります。
また、どんなときもWiFiにはない、国をまたいだ周遊プランもあるのが特徴です。
ヨッシー
限界突破WiFiはアプリが使えるのがかなり便利です
限界突破WiFiは、他のポケットWiFiなどと違って液晶画面がついています。
普通のポケットWiFiでは、画面がついている端末でもパスワード情報の表示や端末の設定をするくらいしかできません。
しかし限界突破WiFiの場合、端末の中にGoogleマップとGoogle翻訳アプリが入っています。
これがあることで、例えば海外旅行に行った時に、Googleマップを使用しながら翻訳アプリを使って、道を尋ねたりすることができるんです。
今、さんまさんがCMやってる翻訳機のやつとかもいらないの?
と思われる方もいるかもしれませんが、『ポケトーク』などの翻訳機は翻訳言語の種類が限られます。
またGoogle翻訳の精度はかなり上がっていますので、日常会話くらいならGoogle翻訳アプリで十分で、翻訳端末にお金をかける必要はありません。
どんなときもWiFiと限界突破WiFiを比べると、総合点では限界突破WiFiに軍配が上がります。
一般的な無制限ポケットWiFiの機能で比べると、限界突破WiFiの方が明らかに便利でお得です。
しかし、一点海外利用の仕方だけが、どんなときもWiFiよりも少し複雑なので、そこに障害を感じる人ならどんなときもWiFiの方が良いでしょう。
最後までご精読くださり、ありがとうございます。
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