買取マン
君たち!漫画は好きかい?
そうか。わたしも大好きだ。
自己紹介が遅れたね、わたしは漫画買取大好きな「買取マン」だ。
わたしは漫画を買取サービスに出すときは、
と思っている!君たちもそうだろう!?そんな君たちに早速伝えたいことがあるんだ。
それは
ということだ。
買取マン
え、なぜかって?そう急ぐな、安心したまえ!
その理由をきちんと説明するために、DAYRICHメンバーにいくつもの漫画買取のサービスを検討してもらったぞ!
といった君たちが抱くであろう疑問点について徹底的に解説してもらい、その上でオススメの漫画買取サービスをいくつか紹介してもらった!
それではDAYRICHメンバーの諸君、あとはよろしく頼んだぞ!
DAYRICH
買取マン、わかりました!私たちが責任を持って解説させてもらいます!
このページの目次
ヨッシー
実際に僕が査定に出した漫画と、その最高査定額は以下の通りです。
・「名探偵コナン」1-94巻の全巻セット:最高4,103円
・「ゴルゴ13」1-152巻の全巻セット:最高3,113円
・「レモンハート」1-31全巻セット :最高1,760円
・その他ビジネス書、DVDなど:最高1,625円
です。
実際に業者から届く査定結果はこちらです。「名探偵コナン」は単発で出しています。
これらはたまたま家にあった漫画なのですが、結果的には良いサンプルになりました。
なぜかというと、どういう漫画に値がつきやすいのか、その査定のポイントがよくわかったからです。
当たり前といえば当たり前ですが、巻数が飛び飛びの物よりも、巻数が抜けていないセットの方が高く売れます。
これは「まとめ買いの需要」があるからです。
例えば「名探偵コナン」が1巻から94巻まで飛び飛びで80冊あるのと、1巻から60巻まで全部揃っているのでは、後者の方が値段が高くなります。
今回の例でいえば、コミックの人気度は「名探偵コナン」>「ゴルゴ13」>「レモンハート」です。
この順番で査定額も綺麗に並んでいるがわかりますね。
一冊当たりの金額にすると、コナンは1冊あたり43円、ゴルゴ13は1冊あたり20円、レモンハートは1冊あたり50円になりますが、これは一冊ごとの値段で測られている訳ではなく、あくまで「まとまり」としての値段がつけられていることがわかります。
これは後述のおためし査定ができるサイトで検索してわかったのですが、第1巻と最新巻は値段が高いです。(例:「名探偵コナン」は1巻と94巻が48円、それ以外は12円でした。)
業者に送るダンボールの数は少なければ少ないほどいいです。
なぜならダンボールの箱数分だけ、送料を企業が負担することになるので、その分を査定額から引かれてしまうことがあるからです。
またできるだけ空間を詰めて入れることで、中で本同士が擦れることを防ぐ効果もあります。用意できる人は新聞紙を敷き詰めたり、プチプチを入れておくと安心です。
ちなみに、レモンハートの全巻セット(中古)が市場価格で19,000円前後、ゴルゴ13の全巻セット(中古)が市場価格で35,000円ぐらいで売られていたので、査定額は市場価格の10%ぐらいになるのかもしれませんね。
コナンぐらい人気のタイトルになると市場価格の20%ぐらいが付くようです。(※あくまで私ヨッシーの体験談の目安ですので、全ての人に当てはまる訳ではありません)
この10%をどう取るかは個人の感覚ですが、原価に10%かけてるのであれば商売としてはまともな方だと個人的には思います。(残りの90%の中に人件費などがかかっているので業者の利益は20〜30%ぐらい)
ですからキチンと業者を選んで頼めば、安く買い叩かれることはないと言えるでしょう。
実際の業者紹介に入る前に、業者を選ぶ際のチェックポイントをおさらいしておきましょう。
買取マン
これが要チェックリストだ!君たちも覚えておこう!
各社が期間限定でキャンペーンを実施しています。買取価格がアップしたり、特定の冊数以上を売りに出すと、ボーナスでキャッシュが手に入ったりします。
キャンペーンの頻度も大事ですが、その内容も大事ですよね。
買取の場合、ダンボールをどこからか持ってくるのが面倒なところですが、業者によってはダンボールを用意してくれます。
無限に用意してくれる業者もあれば、枚数が限られていることもあるので、事前に枚数を確認しましょう。
なお、宅配の買取サービスなら自宅に集荷に来てくれるので楽ですが、漫画をダンボールに詰める作業は必要になります。
一定の時刻までに申し込みを済ませれば、その日のうちに集荷にきてくれる業者があります。
スピーディーに断捨離中で、一刻も早く漫画を手放したい方にはとても嬉しいサービス。
〇〇冊以上の買取で送料無料など、業者によって基準が変わるので要チェック。
また買取金額の振り込みの際に、振込手数料を取られる業者もあります。
買取金額が少ないと、プラマイゼロになって「結局捨てるのと一緒じゃん」となることがあるので注意。
もし査定額に納得がいかず、手元に漫画を取り戻したいときに返送料がかかる場合があります。
少しでも高く買い取ってもらいたい方は、返送料無料のサービスが安心です。無料で返送してもらい、他の業者に送ることができます。
なお、一部(買値が付かなかった漫画など)だけの返却はできません。全部返却か、全部買取(値が付かなかったものは処分)の二択が基本です。
査定の結果、値が付かない漫画があった場合には、ほとんどの業者が無料で処分してくれます。
査定額に納得し買取が成立してから、口座に入金されるまでの日数です。どうしてもすぐに入金して欲しい人以外はあまり気にならない項目かもしれませんが一応比較したいと思います。
ちなみに本人確認書類の不備などで入金が遅れることもあるようなので、申し込みの際には注意しましょう。
実際に漫画を送付する前に、だいたいの査定額を知ることができるサービスです。
ISBNコード(図書を特定するコード)や漫画のタイトルを入力するとおおよその買取額が分かります。
特に返送料が有料の場合は、事前見積りで査定額を把握していた方が良いでしょう。(もちろん実際の査定額は、漫画の状態なども加味されるため、値段が異なる可能性はあります。)
漫画大好きで定期的に新刊を買って、読み終わったら売るというスタイルを確立した方は別ですが、今後買取サービスを利用するか分からないという方も多いはず。
この1回のために会員登録をするのは嫌だという方は、会員登録不要の業者が良いですよね。
査定が完了するとこのような買取明細が送られてくるのですが、そこには何が原因で査定額が引かれる原因にあるのか、どういう基準で査定されているのか、ということが細かく書いてありました。
ここまで正直に査定基準を明確に教えてくれるのは「BUY王だけ」です。
目を引いたのは小口ヤケの減算額。「レモンハート」の査定額が1,760円なので、528円引かれるということは、本来の価値の70%ぐらいに減ってしまっているということ。やはり漫画の「ヤケ」は好まれないようですね。
とはいえ、ビジネス書の査定を見る限り、多少の汚れはそこまで減額にならない、ということもわかりました。
オマケで入れたビジネス書のほとんどは1円だったのですが、「アマゾンマーケットプレイスにて1円で取引されている商品は、当社買取価格も1円となります。」と書かれており、「なるほど。そりゃそうだ。」と思いました。
むしろ「1円でしか売れないものを1円で買い取って利益でるのか?」とこっちが不安になったほど。
とはいえ、数百円で売れたものもありますので、漫画の他にも詰められるものがあればとりあえずぶち込んでおく、ということをオススメします。
ビジネス書がたくさんあるのであれば、後述の「Value books」に送るといいですよ。
査定額には納得いったものの、今回申し込みの時点で「失敗した!」と思ったことが一点ありました。
それは申し込み画面で「メール配信を『可』にせずに申し込んでしまったこと」!!
これでは「BUY王」の強みであるキャンペーンが適用されません!
本来もらえるはずだった、特典の01と02をもらい損ねて、結果2,000円を逃すことに…。
査定額が5,000円強だったので、2,000円の損失は気持ち的なショックが大きかったです。絶対にメール配信を「可」にすることを忘れないでください!
その他月ごとのキャンペーンも頻繁に行っているようですので、漫画以外のものも出品しておくと思わぬボーナスが付いてくるかもしれませんね。
なお、査定額に満足がいかない場合返品することも可能ですが、返品には手数料がかかるのでそこだけ注意してくださいね。
先ほど査定額を紹介しました”名探偵コナン”を査定を依頼したのは「Vaboo」というサイト。
実はこのサイトが3位の「Vaboo」と同じ、株式会社バリューブックスが運営元です。
ただしその仕組みが「Vaboo」とは違いユニークで、「送料を一箱500円にすることで、査定額を1.5倍にする」というもの。少し詳しく説明しますね。
試しに上記の「Vaboo」にて査定してもらった全く状態の同じ名探偵コナンのセットを、こちらの「VALUE BOOKS」に出し直してみました。
同じコミックで同じ保存状態で、果たして違う査定金額が出るのか確認したかったからです。
このサイトでは「おためし査定」で事前に査定額の目安を自分で調べることができます。
1-94巻の全巻セットがいくらになるのか調べてみたところ、「7,989円」になるとのこと。
「Vaboo」での査定が4,103円だったので、1.5倍どころか2倍近い金額がついていますね。
ただここからダンボール一箱分の料金が引かれます。結果、6,500円ぐらいになる計算になります。
確かに1.5倍ぐらいだなという実感値です。
そしていざ実際に査定に出したところ、なんと!4,483円でした!!…あれ?ダンボール代入れるとむしろ安くなってしまいました。
事前に『「Vaboo」で4,000円だったんですけど、そちらに送ると7,000近くになるんですか?』というゲスい問い合わせをしたんですが、その時にもらった回答には、
※メール中の「価格保証の商品や強化品」とは、Vabooにおける定価の10〜30%の査定を保証する発売されてから間もない商品と、時期によって買取を強化している「バブリープライスの商品」のことです。
今回(ヨッシー)様にお調べいただいた商品でございますと お調べいただきました通り、
VALUEBOOKSでのご利用をお勧め致します。
と書かれていたんですけどね。
どういう事なのでしょう?さらに問い合わせて見るとこんなお返事が来ました。
今回お送りいただきました商品でございますが
状態による減額が生じておりましたことと
リアルタイムでの市場価値・需要度の変動によりご提示の金額となっております。
なるほど、、、どうやら日焼けが起こってしまっていたというのが要因だったようです。やはり本の保管状態は大事なんですね。
このサイトは今回の査定金額こそ不満が残りましたが、査定基準は明瞭に教えてくれますし、社員の対応をとっても本当にオススメです。
引き取った本を寄付するなどの社会貢献もしているので、自分の漫画に愛着がある人にとっては、安心して預けられる業者さんだと太鼓判を押したいと思います。
金額だけを見ると「VabooよりVALUE BOOKSの方が絶対いいじゃん!」と思いがちですが、送料がかかる、ということは留意する必要があります。
またその理由はサイトにしっかり明記されています。
本の査定額は、その状態や市場価値といった要素はもちろん、人件費や広告費といった様々なコストが影響します。そのうちのひとつが、送料です。これまでは、”送料無料”としてサービスを行っていました。しかし、よりよい価格でお客様の本を買い取るには、送料と査定額を切り分けるのが大事だと私たちは考えました。(公式HPより引用)
「Vaboo」がいいか「VALUE BOOKS」がいいか、それは送る本の査定額によって変わってきます。
目安としては、1箱の中身が1,500円以上になるように送ると「VALUE BOOKS」の方がお得になるようです。
そこで役に立つのが「おためし査定」です。これで、自分が売りたい漫画のタイトルがいくらになるのか確認して見ましょう。
ダンボール一箱の査定額が1,500円以下になるなら送料無料の「Vaboo」、1,500円以上になるようであれば送料有料の「VALUE BOOKS」と覚えておくといいでしょう。
査定基準がかなり高いと思われます。
今回は名探偵コナンの全巻セットを送りましたが、別のところでは3,000円でした。(その業者は対応が悪かったのでこの記事ではご紹介しません)
なぜ査定基準を高くできるかというと、
ということが挙げられます。
加えて、公式HPで「送料は無料だけど査定額からは引かない」ことを公言しています!これはダンボールの裏側を知っている人間からするとかなり高評価ポイントです。
また、本当に親切で丁寧でした。僕の場合、申請者の住所と集荷先が異なっていたので、色々と申し込み時に不明点があったのですが、口調も柔らかでわかりやすく説明してくださいました。
またBUY王や他のサービスとは違い、Vabooは返品料がかかりません!査定結果を見て最終的に売るかどうかを判断したいと思っている人にとっては、返品にお金がかからないと言うのは嬉しいですよね。
そしてこちらが実際に返送されてきたダンボールです。
査定した時のダンボールを使わずに、全く新しいダンボールにして返送してくれます!(親切!)
しかもプチプチなどの緩衝剤まで入れてくれている配慮に加えて
漫画が傷つかないように丁寧に梱包してくれています!!
これには感激しました。本に対する会社と社員の姿勢が垣間見えた瞬間でした。
後述のBUY王とは違い、査定の基準は教えてくれません。また送ったうちの2点は買取不可だったようですが、その理由も記載はされていませんでした。(個人的には買取不可だった理由ぐらい教えて欲しい)
また、「Vaboo」にも苦手な商品というものがあるようで、以下のものは買取ができません。
そのほか、「市場価値の低いもの」も査定がやすくなりやすいです。
例えばハリーポッターシリーズなど、人気は人気ですが、中古市場で安く大量に売られてしまっているものを高く買い取ることはできません。
ただ、漫画の場合有名作品であっても「中古のセット買い」のニーズは常にあるので、特に漫画買取の際には気にしなくても良さそうです。
漫画買取ネットの他社にない強みは
というところにあります。漫画買取に特化しているだけあって、「これ売れるのかな?」と思うものでも買い取ってくれます。
また査定額交渉ができるのもいいですね。先述の「Vaboo」は返送料金が無料なので、そこで出た査定額を元にこちらで交渉してみるのもアリです。
また他サイトが何点以上ないと送料が有料になる、という基準を設けているのに対し、漫画買取ネットは一点からでもOK。これは査定のハードルが低くていいですね。
まとめて何百冊と大量に出したい人には、50冊ごとの500円ボーナスあるので、500冊売れば5000円になります。結構大きいですよね。
また運営元の株式会社バリューブックスは、漫画以外にも様々な中古買取サイトを展開しています。
2016年にはそれらを総合したリユースブランドである「エコマケ」がAmazonマケプレアワードにおいて【カテゴリー賞 本/コミック/雑誌部門】を受賞しています。実際にアマゾンをのぞいて見ると
31,577件の評価のうち、99%が肯定的との文字が!これは驚異的ですね。それだけユーザーにとって使いやすいショップ運営を心がけている会社だということですね。
と、ここまで良いことばかりを書いて来ましたが、肝心の査定額はかなり低めのようです。
これは他のサイトにも言えることなのですが、「ダンボール無料・送料無料」の言葉の裏には「その分は査定額から差し引きますよ」という言葉が隠されています。
他サイトの口コミなどを見ても、いわゆる一般的に人気のある漫画でも買い叩かれたと感じたユーザーが多いです。
買い叩かれるのが心配ということであれば、他のサイトで査定額を出してもらってから申し込みをするのが良さそうですね。
オタクに圧倒的に支持されている駿河屋。マニアックな品揃えがウリです。駿河屋は日本全国にリアル店舗を持っています。しかし、ゲオやTSUTAYAなどとは違い、マニアの市場で勝負しているため、商品によっては店舗持ち込みでも高値がつく場合が大いにあります。
同人誌、バラのコミック、小説、細かな雑貨、レトロゲーム、数年落ちのエロゲなど。いわゆる部屋に転がってるゴミ整理ならあそこが最強だ。(引用元:はてな匿名ブログ)
全巻セットではなく、バラ売りのコミックなどを処分したい人や、コミケで衝動買いしてしまった同人誌などを売りたいと思っている人にはうってつけです。
なぜなら駿河屋にはそういう「レアもの」を買いたいお客さんがいるから。需要と供給がマッチしているので、他のサイトでは売れないようなものに不思議と値段がつくんですね。
漫画のついでにフィギュアも一緒に売っておくか、と思う人は駿河屋を使うといいでしょう。
ダンボールは自分で用意する必要があります。が、これはここまで読んでいる人なら納得のはず。
駿河屋はダンボール代も送料(品数が基準に満たない場合)もユーザーに負担させることで、結果的に査定額を高く出す戦略をとっているようですよね。
しかし査定が遅い。とにかく遅い。遅すぎて2chでは「駿河屋はそういうサイトだから」と一種の名物にすらなっています。
申し込みをするときには一週間以上はかかると思って申し込みをするようにしましょう。
さて、ここまでは漫画買取業者をご紹介しましたが、ここからは他の「漫画処分の方法」について検討していきます。
まず、実際にあなたの家に眠っている漫画の処分の仕方ですが、お金に替えるための方法は全部で4つあります。
いろいろありますね。いろいろあるんですが、いろいろ調べた結果、僕たちは上記で紹介してきたように「初心者はネット買取一択しかない」という結論に至りました。
なぜなのか?順を追って解説していきましょう。
ブックオフやゲオなどの店舗を構えているお店への持ち込み(ないしはその業者が行う出張買取)は、査定価格がめちゃくちゃ安くなります。
ただ、実際に安く査定されても、持ってかえるのもめんどくさいし「まぁ、中古だしこんなもんか」と自分に言い聞かせて、その場で処分してしてしまうんですよね。これはすごく勿体無いです。
今回メンバーのなかで、実際にBOOKOFFに査定に行ってもらった「いなえ」君に、なぜ店舗買取ではダメなのかについて力説してもらいましょう。
いなえ
お任せください!今回、査定に出してみたのはマンガリストはこちらです!
計58冊を査定に出しました!
定価総額は31,000円(税込みで33,500円相当)です。ちなみにコレらの漫画を選んだ理由としては、
などの違いによって値段のつき方がどれぐらい違うのかを確かめるためです。
買取マン
これはなかなかいいチョイスだ。全巻揃っているものも多く高く売れそうだな!実際にいくらになったのだ?
いなえ
合計で1,200円にしかなりませんでした!泣
買取マン
や、安いな・・・
今回査定依頼を出したのは「BOOKOFF」と「DORAMA」でした。具体的な順序は以下の通りです。
①適当な袋or箱に詰める
②直接お店に持っていく
③-B:BOOKOFFカードを掲示 or 発行する
③-D:身分証明書を掲示する
④控えの番号が呼ばれるまで待つ。
⑤査定終了(どちらも20分程でした。)
査定の結果はBOOKOFFはタブレットで、DORAMAはレシートと口頭で教えてくださいました。
まずは、BOOKOFFのデータからご覧ください。
これで合計が1,258円でした。正直「58冊出してこんなに安いのか」って思いましたね。
最新刊に近づけば近づくほど、値段が高くなるのは良くわかりましたが、店員さんに聞くと「全巻セットだからといって金額が上がることはない」らしいです。
買取マン
この辺がネット買取の場合と違うところだな
査定方法に関しては「マンガのバーコードを読み取り、店員さんの目で状態の確認をしている」との事で、出張買取も同じ事らしいので基本的に店舗査定でも出張査定でも金額の差はでないそうです。
次にDORAMAの査定結果を紹介します。
『デスノート』→50円
『僕だけがいない街』→50円
『よつばと!』→400円
『デッドデッドデーモン略』→180円
『I-アイ-』→150円
『エヴァンゲリヲン』→600円(限定版含)
こちらは合計して1,430円。BOOKOFFよりは少し高いものの、実際はそんなに変わらないという結果になりました。
いなえ
デスノート全巻が50円にはさすがに引きましたね汗
さらに査定を待っている間に売った漫画と同じものが一体いくらで売れているのか、店舗を見て回ってみると、衝撃の事実が判明したんです。
ヨッシー
ご、50円で仕入れたものを1,200円で売っている…原価率は4%か。
比較的高く買い取られた『よつばと!』でも15%。まぁ、でも店舗運営を考えたらこんなものなのかな。
買取マン
いなえ君、突撃調査お疲れ様!
ということで、店舗買取で売る場合はものすごく安くなってしまうことが良くわかりました。
実は、店舗買取(および出張買取)での漫画買取は、ビジネス構造上安く仕入れないと利益が出ない仕組みになってしまっているんです。
そもそもお店を構えて運営している会社は、毎月の経費として出て行く店舗の管理費(家賃や電気代など)と人件費を賄う必要があるために、査定額を低く見積もらないと利益が出ません。
さらに、買い取った本を店舗に在庫として管理するならその管理費もかかりますし、他のお店に持って行くなら輸送費もかかります。
いろんなコストを想定して査定額を出しているので、どうしたって安く査定するしかないんです。別に安く買い叩いて高く売ってやろうとは思っている訳ではなく、そういう仕組みになっているんです。
でも、僕ら「売る側」からしたらそんな都合は知ったことではありませんね。
どうせなら高く売れる方に売ったほうがいいに決まっています。
唯一お店に持ち込むメリットを挙げるとすれば、「処分までのスピードが早い」ということです。
家の近所に店舗がある人にとっては、「さっさと処分したい」というニーズをもっとも迅速に満たしてくれるのは持ち込みであることは間違いがありません。
ただ、やっぱりあの重たいダンボールを運んで、思い出深い漫画の全巻セットが千円程度にしかならなかった時のぐったり感といったらありません。
買取マン
あぁ、あの時わたしはなぜ『HUNTER×HUNTER』をお店に持っていってしまったのだ。
ネットの買取業者を選べば5,000円ぐらいになったかもしれない。
大変、悔やまれるぞ!
次に考えられるのがヤフオクやメルカリを使ったネット転売です。実は、ネット転売はもっとも高く売れます。
間に業者を挟まない直接のやりとりになるので、当たり前といえば当たり前ですね。
しかしそこには「売るための手間」というコストが発生していることを忘れてはなりません。そこにはいくつものリスクが隠されているのです。
ヨッシー
今回僕が買取を検討した『名探偵コナンの全巻セット』を売ることを事例に考えてみましょう。
コナン全巻の転売相場は約2万円。これをどう考えるかがポイントになります。
まず、ネット販売でかかるコストは、手数料と配送料のふたつがあります。これが意外と厄介です。
ヤフオクなら落札価格の10%(月額498円のYahoo!プレミアム会員登録のみ8.64%)がかかりますし、メルカリも販売価格の10%が手数料としてかかります。
加えて配送料もかかります。漫画全巻の入る大サイズのダンボールを配送しようと思うと1,000円ぐらいかかってしまうことも。
さらに梱包に必要な備品等を揃えるのにも1,000円ほどかかります。
2万円で売れたとしても、結果的に手数料2,000円+配送料1,000円+備品購入代1,000円=4,000円近くが手数料としてかかります。コストとしては結構大きいですよね。
「配送料は購入者の負担にすればいいんじゃないの?」と感じる方もいると思いますが、実際にやってみると配送料を購入者負担にするとほとんど買ってもらえません。なぜなら、競合する人たちが多くいるからです。
競合する人たちのなかには、何度もネット販売を利用している常連の方々がいて、その人たちは“売り方”を熟知しています。
その人たちは、商品を見せる写真や説明文を工夫し、いろんな手で魅力的な商品であることを伝えているわけです。(同じ写真を使ってコナン全巻を「何回も」売っているアカウントがいくつも見つかりました)
しかも、配送料はだいたいが出品者負担なので、安く購入できるなら、みんなそっちに行きますよね。
そういった常連さんたちと価格競争した場合、最悪の場合は売れないため、出品価格をどんどん下げていかなければならない、というリスクもあるのです。
そして意外と気づかないのが、売るための準備に時間を費やす、というリスクがあること。
今回査定した『名探偵コナンの全巻セット』の査定額は4,103円だったわけですが、仮にネット販売で売れて利益が16,000円になったとして、その差額は1.2万円ぐらいですね。
素人が初めてヤフオクやメルカリで売ることを考えて、サイトへの登録や写真・説明文など色々な準備をしようと思ったら、どんなに集中しても5時間ぐらいはかかります。
買取マン
いろいろ調べているだけで2~3時間はかかりそうだ…。
言われてみればこの時間が「もったいない」な。
ヨッシー
そうなんです。
転売を仕事にしたいならまだしも、売りたいだけの人には向かないなと思います。
以上の理由から、「ネットでの販売は高くは売れるが、その分のコストやリスクも大きい」ということを理解しておく必要があります。
今回だけではなく、今後も漫画の処分をすることがあり得そうならネット販売を経験するのもいいでしょう。
今回はそこまで手間をかけたくない、という人はネット買取を選ぶと良いでしょうね。
買取マン
実は知り合いの「転売マン」にも話を聞いたところ、『お前はこっちに来ないほうがいい』と言われたんだ。
メルカリやヤフオクは猛者どもが集う場所のようだな…。
さて、店舗買取もNG、ネット販売も微妙となると、残すはネットの買取業者に出張で買い取ってもらうか、こちらから郵送して買い取ってもら宅配買取か、の二択が残されています。
これも結論から書きますと、宅配買取にしておいた方がいいです。まず、二つのメリット・デメリットを比べてみましょう。
出張買取のメリット・デメリット
宅配買取のメリット・デメリット
出張買取は店舗買取の自宅版だと理解するのが良いでしょう。
来てもらって直接査定してもらえるので梱包の手間がなく、即現金化ができます。しかし、見ず知らずに人を家にあげる必要がありますし、何より対人コミュニケーションが発生します。
そして人件費がかかっているので、査定額はネット宅配買取よりも安く見積もられてしまいます。
宅配買取は査定額の交渉はできないものの、全て自分のペースで進められるので、気楽に作業を進められます。また発送元の住所と現住所が異なる場合の対応については、宅配買取の方が融通が効きやすいです。
業者としても人を派遣せずに済むので、その分査定額をあげることができます。
二つのメリット・デメリットを比較すると、現金化までのスピードよりも「一円でも高く売る」ことを優先するのであれば、宅配買取を選択した方が良いということがわかりますね。
さて、漫画買取の基礎知識をシェアしておきます。
業界の基礎知識、どのような仕組みになっているのかを先に抑えておくことで、自分にとってどこが一番最適な業者なのかすぐにわかるようになります。
また事前知識があると業者からの査定額に疑問を抱き交渉できるようになるので、足元を見られずに「このお客さんは色々わかっていそうだから悪い口コミを書かれたら叶わない。きちんと査定するようにしよう」と思ってもらいやすくなります。(詳しくは後述)
それでは漫画買取の基礎知識講座、始まり始まり〜☆
漫画買取には本人確認が必要になります。そのため、基本的にはサイトに本人確認書類をアップロードするか、梱包するダンボールにコピーを同封するかで本人確認をとります。
▼集荷先から自分で郵送 or あるいは集荷に来てもらう
※この時、本人確認書類の用意を忘れずに!(マイナンバーはなぜかNG)
※ダンボールは基本的に無料です。自分で用意してもいいです。
→数日後、査定結果がメールで通知される
→その内容に承諾すれば、指定した口座に査定額振込
実際に業者に買取を依頼したところ、平均して4〜5日で査定をしてもらうことができました。
しかし、ネットの口コミを見る限りでは、同じサイトを利用しても2日で査定結果が出たと言う人もいれば、1ヶ月経っても連絡がこないと言う人もいます。
どうしてこの差が生まれるかというと、時期によって業者の忙しさが違うためだろうと思われます。
従業員の数は限られているため、一気に相当数の査定依頼が来れば、当然それだけ対応は遅れます。
なお、あるサイトによれば「1日に2万冊が届いている」そうです。それを逐一査定しているわけですから、「早すぎても逆に怪しい」ですよね。
ところでどのサイトもだいたい「業界最速の査定スピード」を売りにしていますが、ここは注意が必要です。
その文言だけ見るとあたかも即日査定のような印象を抱きます(僕も最初はそう思いました)が、「何日」と具体的に銘打っているサイトはありません。
宅配買取を依頼するときは振込みまである程度日数がかかることがある、と言うことを心得ておきましょう。
もし、一週間以上たっても連絡がこない場合は、直接メールや電話で問い合わせれば丁寧に対応してくれますよ!
買取マン
これは電話の方が確実だ。メールだと担当者が気づいていないことがあるからな。
多くの漫画買取業者は、ダンボールを無料で届けてくれ、送料を無料しています。しかし、実はダンボール無料には裏のカラクリがあります。
よくよく考えればダンボール無料・送料無料ってコスト感覚から考えてありえないことなんですよね。
ダンボールそのもののコストもそうだし、それを集荷先まで届ける人件費も送る配送料も会社からしたら損でしかありません。
ではなぜ無料にできるのか?「その分のコストを査定額から差し引いているから」です。
これがネットの口コミなどで見かける「なんで査定料がこんな安いの?」という不満のほとんどの原因です。
もちろん、ダンボール無料・送料無料でも企業努力でそれなりの査定額を出してもらえるところもあります。
この記事では信頼できる業者に限って紹介しているので安心して記事を読み進めてください。
『今回、買取を検討しているマンガは実家にある漫画なんです。』
このケースのように、申込者の本人確認書類に記載された現住所と集荷先(配送先)の住所が異なる場合はどうしたら良いのでしょう?
例えば実家の漫画を処分する場合、親に手続きをやってもらえれば何の問題もないのですが、「めんどくさいからがあんたがやってよ」と言われるのが関の山ですよね。
集荷先に住んでいない人間が申し込みをする場合は、以下のようなフローになります。
▼宅配で集荷先(実家など)から郵送 or 集荷に来てもらう
→査定結果がメールで申込者に通知
→その内容に承諾すれば数日後に、現住所の方に本人確認のための内容証明が届く(基本有料。査定額から引かれる)
→届いたことを業者に連絡すれば、登録した口座に査定額振込
ところで、出張買取の場合は、申込者の住所と集荷先の住所が一致している必要があるようです。
買取のお兄ちゃんと集荷先の人間との間にやりとりが発生するのもなんだかめんどくさいですよね。
また宅配買取の業者であっても、会社によっては「集荷先の住所と本人確認書類の住所は一致していないといけない」というケースもあるので、もしあなたがその場合なら事前に業者に確認するようにしましょう。
買取マン
集荷先の住所と本人確認書類の住所は同じの方がスムーズなのだな!覚えておこう!
買取マン
DAYRICHのみんな、ありがとう!
ここで、もう一度漫画・コミック買取サービスの選び方のポイントをおさらいしておこう!
ポイントその2:ヤフオクやメルカリで売るのは大変
一番高く売れるのはヤフオクやメルカリなどに出品をすることだ。しかし、こちらも手数料や配送料を取られるのと、出品から入金までの「時間」という目に見えないコストを払った結果、売れないこともあるというリスクがある。
そのリスクを取れるという人にはオススメだが、これを読んでメンドくさそうと思う人にはオススメできない。
ポイントその3:宅配買取が一番オススメ
宅配買取が漫画売るためにはもっともリスクとリターンのバランスがいい。
しかし業者によっては、ダンボール無料やキャンペーンなどでユーザーにお得感を見せておいて申し込みのハードルを下げておきながら、実際の査定を買い叩くという業者もいるので注意が必要だ。
買取マン
どのようなニーズを持っているかによってオススメのサイトが違う。自分の目的に合ったサービスを使ってもらうのがいいだろう。
最後にもう一度、目的別のオススメのサービスを整理しておこう。
「VALUE BOOKS」をオススメしたい人(高価買取度:★★★★★)
「漫画買取ネット」をオススメしたい人(高価買取度:★★★☆☆)
「駿河屋」をオススメしたい人(高価買取度:★★☆☆☆)
最後までご精読くださり、ありがとうございます。
ご要望・ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
このサイトをキッカケに「何かが変わった」という感想も募集しています。
ポイントその1:店舗への持ち込みはオススメしない
BOOKOFFやゲオなどへの持ち込みや出張買取は、人件費や店舗管理費などの様々なコストが引かれて査定されるので、査定額は驚くほど低くなりオススメはできない。