ヨッシー
記事をご覧くださり、ありがとうございます。
僕は海外出張によく行くのですが、以前フランスに行った時に海外SIMの容量に制限がかかってしまって、仕事ができずに困ったことがありました。
その時に友人から「Wi-Fi借りてきたから、分けてあげようか」と言われた初めて、Wi-Fiレンタルサービスの存在を知りました。
それ以来、海外に行くときは必ずWi-Fiをレンタルしています。
ただ、初めての時はイザ選ぼうとすると、どこが一番いいのかってわかりにくかったんですよね。
そこでどこが一番いいのかを実際に調べたことがあったんです。その時の調査表がこちら。
この表を見れば、グローバルWi-Fiが一番安くて、容量も大きいということがネタバレしてしまうのですが、なぜそう言い切れるのか、その根拠をこの記事で詳しく解説して行きたいと思います、
加えて、初めてこれから海外Wi-Fiをレンタルする人に向けて、どのようにサービスを選んだらいいのかをお伝えしていきます。
などなどそんな疑問を持っている人にはぴったりの情報をお届けしたいと思います。
このページの目次
まずは、事前知識として、実際に海外でWi-Fiを使うまでの手順を簡単にご説明します。
となります。すごく簡単ですよね。
(※1)主に宅配・空港・事務所受け取り(返却)の3つから選べます。
(※2)ここを「オフ」にしておかないと日本に帰ってきてから高額料金を請求されることになりますので要注意!
料金設定は各社様々なプランがあるのですが、大枠は次の4軸で決まると思ってください。
例えば、フランスに6日間滞在する出張に行くことになったとしましょう。
そうなると6泊8日の計算になるので、8日間を使用する計算になります。
レンタル日数は、出国日と帰国日を基点として計算されるので、現地滞在日数はレンタル日数とイコールにならないということを注意してくださいね。
では、『Wi-Fo』のサイトの見積もり画面を使って、実際のシミュレーションしてみましょう。
まず日程(出国日と帰国日)と渡航先を選択します。今回は一週間の期間を設定しています。
次にプランを選択。
今回は真ん中の500MB/日のプランを選びました。(必要容量の判断については後述)
そしてオプション選択画面に移ります。
今回は充電切れを恐れて、モバイルバッテリーもオプションでレンタルすることを想定します。
自前のバッテリーを使う場合は、変電器を買っておくのを忘れずに!(コンセントが刺さりません。)
そうして実際に見積もりをするとこのような結果になります!(ババン!)
ご覧いただいたように、海外Wi-Fiの料金は
(プランの日単価+オプションの日単価)×レンタル日数×台数
で決まります。
この金額が高いか安いかについては個人の価値観によりますが、私個人的には安いと考えていいと思います。
ところでよく海外Wi-Fiレンタルサービスよりも、現地SIMを購入してSIMをスマホに入れ替えた方が安い、という意見を耳にします。
確かに金額だけ見ると現地SIM購入の方が安いのです。しかしそこには落とし穴がいくつもあります。
という理由からあまりオススメしません。
であれば、確実にかつ簡単に容量規制を気にせずに、指定した日数使えるWi-Fiレンタルの方が海外に行く上でのストレスが少なくて済む、というのが僕の何度か海外に仕事に行った経験からの結論です。
ところで、au・docomo・SoftBankどのキャリアにも海外向けのパケット放題サービスが存在します。
それらの料金は一律に2,980円/日です。月、じゃないですよ、日です。(ここまで同じなのか…そろそろちゃんと競争して欲しい)
容量制限がないとはいえ、WiFiレンタルに比べできることが同じにも関わらず2,980円/日は高いと言わざるを得ません。
ただ、唯一SoftBankだけ、「アメリカ放題」というサービスを提供しています。
これならSoftBankユーザーは月額980円で利用できるので、渡航先がアメリカの主要都市(正確には米スプリント社のネットワークがあるところ)に限定されているのであれば、これは便利なサービスです。
通話もし放題なのがすごいですね。(SoftBankのアメリカ放題の詳細はこちら)
それ以外は論外なので、検討の必要性すらありません。安心してください。
次に、契約の際の容量を考える上での基準をお伝えします。
この基準を間違えると、思ったように使えなくて途中で制限がかかってしまったり、全然通信しないのに容量の多いプランを契約してしまって損をしたり、ということが起こってしまいます。
上の図を見てください。気をつけるべきは、Skypeビデオ通話とInstagramの利用できる時間です。
海外出張などで日本のメンバーとビデオ通話で会議する必要があるかもしれませんが、1GBですら20分しか持ちません。
ビジネス上の通話をするならせめてSkype音声通話、できるならライン電話で通話することを強くお勧めします。
加えて、Instagram。実はInstagramは写真と動画のサービスなので、フェイスブックやツイッターなどの写真とテキストメインのSNSと違って、ものすごく通信量がかかるんですね。
海外旅行中などにはついつい渡航先で撮った写真をアップしたくなると思うのですが、そのついでに他の人のタイムラインを追ってしまうと、あっという間に容量を使い切ってしまいます。
渡航先でInstagramを開くことがあるなら、ホテルのフリーWi-Fiなどを利用できる時だけにしておきましょう。
なおプラン選択をする際に3Gと4Gと通信の規格を選べますが、3Gしか通らない地域を除いては、絶対に4Gの通信規格を選んでください。
チャットやメールの送受信ぐらいなら3Gでもいいですが、サイトを閲覧したりSNSを使うようであれば、4Gでなければ読み込みが遅くてストレスが溜まります。
※通信容量は、使用する国やオンラインサービスによっても変わって来るものですので、あくまで参考程度に考えてくださいね!
「イモトのWiFi」公式サイトより引用
海外Wi-Fiをレンタルする場合は、基本的に変換プラグや充電器はセットになっている(※3)ので、特別何かを買う必要はありません。
ただし、モバイルバッテリーはオプションになっている場合が多いので、もし海外に頻繁に行くようであれば、モバイルバッテリーは一台かっておいても良いでしょう。
(※3)アメリカ・カナダ・ハワイ・グアム・サイパン・タイ・中国・台湾は、日本と電源コンセントの形状が同じです。基本的に渡航先がこれらの国の場合は、変換プラグがついてきません。
さて、基本的なところを押さえた上で、実際にどこの会社のサービスを使ったら良いのか、という比較の仕方についての話に移っていきましょう。
色々調べた結果、グローバルモバイル社の提供する『〇〇データ』(〇〇には国名や地域名が入ります)と言うサービスを使うのがもっとも無難で安く済ませられる選択肢であることがわかりました。
他社のサービスと比べてもダントツで安いです。次の比較表を見てみてください。
主要の渡航先で比較してみても、その安さがよくわかるはず。
※500MB/日で計算した時の1日あたりの料金です。
※JAPAEMO(ジャパエモ)社は「◯日間で△GB」という料金体系なので、1日間平均の値段で算出しています。
最初、僕も「いくつも会社があって選べないなぁ」と思っていたのですが、料金比較をしているうちに、あれ、ここの会社一択じゃないか?と思い始め、それが今では確信に変わりました。
もちろん、各社それぞれ強みとするサービスがあるので必ずしも全ての人に「GLOBAL WiFi」が絶対に最適だとは言えないのですが、迷ったらまずココという感覚を持っていれば、大きく損することはありません。
まずこの会社をオススメしたい理由が、住宅やオフィスへの配送料が無料だという点です。これはかなりデカイです。
配送が無料なのであれば、出発前に操作方法や機器がちゃんと作動するかどうか、また必要な備品が揃っているかなどを事前にチェックできるので、安心して出発することができます。(※事前に通信をすることはできません)
空港で受け取った方がいいんじゃないの?という意見もありますが、他社のサービスだと配送料(およそ500円+税)がかかります。
その他オプションでかかるモバイルバッテリーも他社が200円以上かかるところ、100円/日でレンタルすることが可能です。とにかく安い。
これだけ安いとある不安がよぎります。「安かろう、悪かろうなんじゃ無いの?」と。
ところがどっこい、そんなことはありません。口コミもしっかり調べました。その中のいくつかを抜粋します。(以下は、いずれも公式HPから引用)
(渡航国)フランス・イギリス
他にモバイルWiFiを他社でレンタルした方がたくさんいたんですが、容量オーバーだったり速度が遅かったりと大変だった様子が、御社のはGood!次もかります!
(渡航国)韓国
(渡航国)アメリカ
中には、「速度が遅い」とのコメントも見受けられますが、おそらく3Gの方で契約している人の口コミだと思われます。これはどの会社で契約しても同じですが3Gは遅いので、4Gで契約することをお忘れなく。
一方で「GLOBAL WiFi」をオススメできない場合もあります。
それはズバリ、500MB/日より多い、1GB/日や無制限/日などの大容量での通信を行う必要がある場合です。
この場合は「GLOBAL WiFi」を使ってしまうとすぐに容量を超えてしまうため、オススメはできません。
「GLOBAL WiFi」にも無制限のプランはありますが、地域がアジア地域に限定されるか、アメリカやヨーロッパでも速度の遅い3G/2Gのプランになってしまいます。
これだと動画の閲覧やビデオチャットなどのスピードがかなり遅くなってしまいます。
もし海外で「動画」に関するインターネットサービスを頻繁に使う場合は、1GB/日のプランを用意している会社を選ぶと良いでしょう。
「Wi-Fo」の特徴は何と言っても、1GB/日以上のプランが豊富にあることです。
こちらが「Wi-Fo」「イモトのWiFi」の1GB/日プランと、「GLOBAL WiFi」のプランを比較した表です。
アメリカやオーストラリアなど、「GLOBAL WiFi」が700MBまでしか提供できない地域でも1GBまで提供されているのは嬉しいですね。
この記事をここまで読んでいただけた方なら、海外でも動画閲覧やビデオチャットを利用したい人にとって、このサービスの心強さを理解してもらえるのではないかと思います。
1GBであれば3〜4人で使ってもシェアできる範囲なので、レンタル料金を割り勘することもできますよ!(逆に500MB/日だとシェアするには少し心配です。)
それぞれの周遊プランの中にも1GB/日のオプションがあるのはありがたいですよね。
これは現状の「GLOBAL WiFi」のプランの中にはありません。周遊プランは世界・EU・アジアのいずれも500MB/日です。
使用データ容量が不安、友達とデータをシェアして料金を割り勘してしまえ、と思うひとにはWi-Foはかなりオススメです。
その他にも、世界周遊の無制限もプランも用意しているのが「Wi-Ho」 の一番の特徴です。
世界周遊の場合は、日数がかかる場合が多いのでトータルでかかる金額も多くなってしまうことは懸念点の一つですが、それでも4G・世界周遊・無制限は魅力的です。完全にビジネス利用向けのプランですね。
なお韓国や台湾は4G無制限プランは「GLOBAL WiFi」にも590円のプランが用意されているので選択肢としては却下です。
海外用のWi-Fiレンタルサービスとしておそらく一番有名であろう「イモトのWi-Fi」。
この記事を書くにあたって公式HPもいろんなサイトのレビューも、かなりの時間をかけて閲覧したのですが、正直に言ってオススメできる理由が見つかりませんでした。(運営元のXcomグローバルさん、すいません…)
前述の料金比較の表を見てもらえたらわかると思うのですが、他社に比べて料金がかなり割高なんですよね。
定期的にいろんなキャンペーンもを打っているのですが、そのキャンペーン料金でようやく「GLOBAL WiFi」や「Wi-Ho」と同じような値段になるような感じです。
なぜ、他よりも比べて料金が高いのかというと、おそらく広告費にお金がかかっているのだと思います。
あれだけ宣伝に力を入れるとどうしても値段が上がってしまうんですね。
逆に、先述の「GLOBAL WiFi」や「Wi-Ho」は広告にそこまでお金をかけていないので、その分安くサービスを提供をできているのでしょう。
口コミサイト「みん評」というサイトでレビューを見ても、「イモトのWi-Fi」はいい評価と悪い評価でくっきり別れているのが少し不安になりました。
CMしている分、たくさんの人の目に止まるので「有名だから」という理由で使ってみる人がすごく多いのだと思います。
長くなりましたが、最後にもう一度まとめます。
となります。皆さんの旅が快適になることをお祈りしています!
それでは良い旅を!!
最後までご精読くださり、ありがとうございます。
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