家庭できる、だれでもできる簡単な蟹の茹で方を紹介。
蟹専門店で働くかたに聞いた、本格的な調理法です。
家で蟹を茹でるのはハードルが高く感じがちですが、用意するものは【鍋と塩】だけで、ほとんど放置するだけです。
新鮮な蟹を茹でたものはとても美味しいので是非お試し下さい。
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生きたまま茹でると、脚がバラバラになってしまう事があるので、まず締める(息の根を止める)事から始めます。
一般的な方法は2つあります。
①真水・氷水の中に20分程浸す
②口・もしくは中枢部を刺す①は時間がかかりますが、確実に締める事ができ簡単なので真水に浸す(溺死)させる方法を推奨します。
締めたら蟹は暴れたりすることはないので、たわしなどで甲羅を洗います。
海底を歩いて生活しているため細かい砂などが付着している場合があります。
力は入れすぎないように洗いましょう。
黒い粒はカニビルの卵で【カニビル】という生き物が甲羅に産み付けた卵になります。
カニビルを食べても害はなく、鍋などで味を変える事もない為、特別心配する必要はありません。
気にならない場合はそのまま茹でて問題ありません。
カニビルを取りたい場合はたわしや手で落とします。(カニビルがあるとアクが出やすいとも言われています)
続いて蟹を茹でる準備をします。
ゆでる水は【塩水】で海水程度の濃さ3%~4%が目安。1Lに30g塩を足します。
塩の濃さ好みもあるので、少し潮っぽい風味が好みの場合はお塩をたしても少し大丈夫です。
反対に塩分が薄いとうまみ成分が溶け出してしまうので必ず塩水で茹でます。
塩加減が整ったら、火をつけ沸騰させます。
沸騰したら甲羅を下に向けて(腹を上にして)鍋にカニを入れ、中火にします。
途中弱火にしたり、水をを足したりして温度を下げると、カニが黒ずんでしまうので要注意。
甲羅が表面からでないように落し蓋をし、沸騰したら15分程中火で放置します。特大の蟹は約25分。
※沸騰する前にカニを入れると、カニの旨味が流れ出て美味しさが半減するので要注意。
ゆであがったらお腹を上にして氷水に5分程浸しておくと見離れがよくなり食べやすくなります。(保存する場合は20分程)
終始お腹を上にするのは、甲羅の重さでお腹が潰れて味噌があふれ出てきてしまうから。
なので食べる直前までお腹は上にしておくのが良いです。
好奇心旺盛の32歳。
ライター兼ライフスタイルアドバイザーとして活動。
みんなが右を向いていると左を向きたくなるアマノジャク。
時に毒舌。