ビタミンB群が精力に効くって本当?摂取すべき量や効果について徹底解説

記事更新日: 2020/05/31

ライター: よっちゃん

本記事で書かれていること
 

① ビタミンB群が精力アップに働く理由

美容ビタミンとして有名なビタミンB群ですが、美容以外にも精力アップ効果が注目され、精力剤の成分として利用されています。

よっちゃん

ビタミンB群が精力アップに効くとされるのは、以下の効果があるからです

  • 食べたものを効率よくエネルギーに変える(活力アップ・疲労防止)
  • テストステロンが増える
  • 精子形成に役立つ

私も、ビタミンBを愛用しています。

仕事で夜遅くなることが多くなり、肌の調子が乱れたことをきっかけに、摂り始めました。

一日250mg。最初は何も感じませんでしたが、3週間ほど飲み続けたところで、肌の調子が回復してきました。

よっちゃん

あの時、美容ビタミンって本当だったんだなと思いました

精力、という点では今のところ実感はありませんが、精力増強にも効果があるとのことで、このまま摂り続けるつもりです。

この記事では、ビタミンB群が精力増強に効くとされる内容について、解説していきます。

食事でビタミンB群は充分に摂れてる?

ビタミンBの摂取基準は、成人男性で1.4mg/日、成人女性で1.2mg/日とされています。

そして、日本人の平均摂取量は、1.13mg。多くは野菜、魚類、肉類から摂取しているそうです。

よっちゃん

基準値から見れば、不足気味といったところですね

ただし、これはちゃんとした食生活を送っている場合です。

普段、コンビニ弁当などの不健康な食生活を送っている場合、もっと低くなっている可能性があります。

よっちゃん

会社で働き詰めになっている人が不健康そうに見えるのも、ビタミンBの不足が原因かもしれませんね

ビタミンBを摂りすぎると危ない?

ビタミンB群を摂りすぎると、感覚神経障害が発生する恐れがありますが、男性では55mg/日、女性では40mg/日まで許容できますので、普通の食事で過剰になることはありません。

サプリでも、指定された量を守れば、過剰になることはないでしょう。

さらにビタミンB群は水溶性ビタミンのため、体に溜まらず、尿として排泄されますので、そう簡単に過剰になることはありません。

食べたものを効率よくエネルギーに変える

ビタミンB群は、食べたものをエネルギーに変える働きをしてくれます。

ビタミンB群が不足すると、食べたものがエネルギーに変えられず、脂肪に変わってしまいます。

よっちゃん

ただし、ビタミンB群さえあれば良い、というわけではないんです

エネルギーを生み出すためには、体内に仕掛けられた何重もの仕組みを経て、食べたものが何度も分解され、最小単位のグルコース、あるいはグリコーゲンにならなければなりません。

そして、食べたものの分解を担う仕組み(タンパク質)が効率的に働くには、様々なビタミンやミネラルが必要になるのです。

よっちゃん

つまり、ビタミンB群は、食べた物の分解に必要な、様々な成分のうちの一つということですね

では、ビタミンB群が、食べた物の分解に必要とされる、その他大勢の成分と同列に扱われているかというと、それもまた違います。

ビタミンB群は、食べた物を分解し、エネルギーを生み出す過程において、特に重要な成分だとみなされています。

よっちゃん

その理由はこちら!

全ての食べ物(糖質、脂質、タンパク質)の分解・およびエネルギー生成に、最も貢献するから

糖質の分解だけ、脂質の分解だけ、あるいはタンパク質の分解だけに働く成分は他にも存在します。

また、エネルギー生成には「食べた物を分解→エネルギー生成」という2つの段階を経る必要がありますが、分解のみ、もしくはエネルギー生成のみに働く成分がほとんどどです。

しかし、ビタミンB群に限っては、これらすべての段階において、非常に重要な働きをするのです。

よっちゃん

この点については、大塚製薬が、次のような分かりやすい図を出してくれています

よっちゃん

ごちゃごちゃしてますが、注目していただきたいのはの部分です

食べ物の主成分は、糖質、脂質、タンパク質のいずれかに分類されます。

そして上の図は、糖質、脂質、タンパク質が、体の中でどのように分解され、エネルギー(ATP)になるかを表しています。

よっちゃん

青(ビタミンB群)が、分解過程の様々な個所で働いていますね

糖質、脂質、そしてタンパク質のどれを食べたとしても、ビタミンB群は、それらを分解する手助けをしてくれるということです。

そして最終的に、エネルギーとなるATPを作り出すのです。

テストステロンが増える

よっちゃん

ビタミンB群には「テストステロンを増やす」と「テストステロンが減るのを防ぐ」の2つの効果が見込まれています

①テストステロンを増やす

ビタミンBが直接的にテストステロンを増やすわけではありませんが、ビタミンBがあることで、食べた物効率よく分解され、テストステロンの材料が増えます。

つまり、ビタミンBがあることで、テストステロンが作りやすくなるのです。

よっちゃん

ビタミンB6は「テストステロンブースター」としても売られています

テストステロンブースターとは

テストステロンを増やすサプリメントの総称。
主な成分は亜鉛・マカ・アルギニン・マグネシウム・ビタミンB6。

ただし、アメリカで行われた研究で、市販されているテストステロンブースターのほとんどで、効果が認められなかったという報告があり、効果に懐疑的な声も上がっている。

参考資料はこちら

②テストステロンが減るのを防ぐ

テストステロンの大敵であるストレスや不眠を防ぐには、セロトニンが有効に働くのですが、セロトニンを作るのにビタミンB6が必要。

つまり、セロトニンが不足しないようにすることで、ストレスが溜まらず、寝つきの良い体質にし、テストステロンが減少するのを防いでくれるのです。

ビタミンBが不足すると

①太りやすくなる

②疲れやすくなる

③テストステロンが減る

④髪の毛が減る

①太りやすくなる

ビタミンBが不足してしまうと、当然ながら食べた物の分解がうまくいきません。

そして、うまく分解されなかった分は、脂肪として体に蓄積されてしまいます。

よっちゃん

ビタミンB不足は肥満に繋がるんですね

脂肪が増えると、見た目が悪くなるだけでなく、精力に必要なテストステロンの量が下がり、どんどん男らしさから遠ざかってしまいます。

②疲れやすくなる

ビタミンBが不足すると、当然ながらエネルギーが作られなくなりますので、それがそのまま疲労に繋がります。

運動量の多い生活をしている方は、食べる量だけでなく、ビタミンBの量も増やすよう心がけてください!

普段、仕事で夜はぐったりの人も、ビタミンBの量を意識することで、改善するかもしれません。

③テストステロンが減る

ビタミンBが不足すれば、食べた物が分解されず、テストステロンの材料が不足します。

④髪の毛が減る

精力とは関係ありませんが、男性にとっては死活問題。

ビタミンB群は、髪の毛の分裂と頭皮の状態に深く関係するため、ビタミンB群の不足は危険です。

精子形成に役立つ

ビタミンB12と葉酸は、精子形成を促進させます。

また、葉酸は精子のDNAの断片化を防ぎ、受精率を高めます。

まとめ

ビタミンBには、美容だけでなく、精子の形成、精子の質の向上、テストステロンの増加、エネルギー産生促進(活力向上)といった、精力に関する様々なメリットがあります。

ただし、ビタミンB群を過剰に摂取しても、精力が劇的に上がるというわけではありません。

よっちゃん

あくまで、不足しないように摂り続けるということが大切です

日本人の平均摂取量がそもそも平均に達していませんので、健康的な食生活を送れていない方は、サプリでの補強も考えられた方が良いでしょう。

サプリで摂取するにしても、過剰には摂取せず、指定された量だけを摂るようにしましょう!

この記事を書いたライター

よっちゃん

趣味:バドミントン、読書

もともと生物系の研究をやっていたことがあり、健康は栄養からというのを信じてやまない。

栄養を重視したダイエットで、1ヵ月で6kg減に成功。

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