先日、アトピー性皮膚炎を克服したお友達とこんな会話をしました。
ヨッシー
アトピーの人って、どんなことに悩んでるの?
きなりちゃん
そうだなぁ、私の場合はこんな感じだったかな。
ヨッシー
き、聞いているだけでつらい。。。
最終的にはどうやって治ったの?
きなりちゃん
最終的には、病院に行かなくなったことで治ったかな!
食生活を見直したり、家に浄水器を取り付けたり、日常生活を見直したことで落ち着いてきたよ。
ヨッシー
やっぱりそこだよね。
化粧水や保湿クリームはどうやって選んでた?
きなりちゃん
低刺激で無着色のものを選んでたかな。
敏感肌用って書いてあっても、肌に合わずヒリヒリするやつもあったけど汗
ヨッシー
そうなんだよなぁ、試してみないとわからないもんなぁ。
きなりちゃん
自分が実験台になって、色々試していくしかないもんね。
きなりちゃん
でも、良いものに出会えたときの達成感はすごいよね!
ヨッシー
それな。
僕もアトピーではありませんが、顔面全体に広がった原因不明のニキビの治療に4年近くかけた経験があります。
どれだけ病院に通って、高い化粧水買って、食生活に気をつけるようにしても、全然治らない…という時期がありました。
おそらく金額で言えば、完治までに合計200万円ぐらいは自分の顔に使っていると思います。
ですから
この辺りはすごく共感しました。
特に肌が荒れていると何が一番つらいって、人の視線が気になってしまって自分に自信が持てなくなってしまうことなんですよね。
ただ、僕は当時役者を志していたので、顔が荒れていては商売になりません。
だから皮膚科学から栄養学、東洋医学や予防医療など、肌荒れの改善に繋がりそうなことは全部学びました。
その結果、肌荒れに悩む人や、スキンケアの仕方がわからない人たちに向けてセミナーまで開催できるようになりました。
俳優業の傍ら、スキンケアのアドバイザーをやっていた僕は、アトピー性皮膚炎の人たちのカウンセリングにも乗っていました。
その中の一人に現在の兄のお嫁さんに当たる人がいました。
彼女は今、自分の治療の経験を活かして、ヘルス&ビューティーアドバイザーとして活躍しています。
カウンセリング内容‥
・ファスティング実施サポート
・ダイエット
・体質改善
・デトックス
・スキンケア
・アトピー/アレルギーの改善 等
◎今までのカウンセリング&サポート実績はのべ500人ほど 自身も数々の辛い症状を乗り越えてきた経験から、 「痛みの分かるアドバイザー」として相談者に寄り添った丁寧な解決を目指します。(公式サイトより引用)
僕が当時学んだことは、お義姉さんに引き継がれ、お義姉さんがそれをいろんな人に広めてくれています。
ヨッシー
今さ、アトピーの化粧水を何を選んだらいいか迷ってる人向けに記事を書いているんだけど、記事を読んでみた当事者としての意見をもらえないかな?
きなりちゃん
もちろんだよー!
アトピーで悩んでた人の笑顔が増えるなら喜んで!
あなたはきっと今、自分に合う化粧水や保湿クリームを探してこの記事たどり着いてくれたのだと思います。
ただ僕はあなたに、この記事を通じて単にオススメの化粧品を紹介したい、わけではありません。
もちろん、化粧品の選び方や具体的な商品もご紹介しますが、その人の肌に合う商品は十人十色。「絶対これにすべきだ」とは言いません。
僕があなたに本当にお伝えしたいのは、僕が皮膚科学や何人ものカウンセリング実績を元に学んで得た、アトピーと向き合っていく上で本当に必要な知識なのです。
このページの目次
Aというクリニックで出された薬も全く効かず、Bというクリニックの先生のアドバイスはデタラメ。
ちょっと信用できそうなCクリニックでも、いつもステロイドを出されるだけで不安になる。
もしかしたらあなたもそんな「皮膚科医難民」の一人かもしれませんね。
実は日本の医療制度はかなりゆるく、医師免許さえ持っていればその分野に詳しくなくても「皮膚科医」の看板を掲げることができてしまいます。(麻酔科医などの特殊技術などを除く)
ですから小児科の専門でありながら、「とりあえず集客になるから」という理由だけで、皮膚科医も名乗っている人もいるのです。
さらには、皮膚科医としては高名な先生でも、腸内環境と肌荒れの関係に疎く、食や生活習慣のアドバイスができない先生もいます。
ずっと通っているのになかなか治らない、あるいは、塗り薬がだんだん効かなくなってきたような気がするなら、その医師はアトピーの正しい知識を持っていない可能性が高いでしょう。(中略)
アトピーやアレルギはー、その原因に当たるものを生活の中から取り除く、原因療法でなければ治らないのです。
原因を探すこともせずに、ステロイドをポンと出して、「しばらくこれで様子を見てください」で済ませる専門外の医師が多すぎます。
ーー『皮膚・肌の悩みは「原因療法」で治せます(さくら舎)』(菊池新 著)より引用
ヨッシー
アトピーのお医者さんのレベルは本当にピンキリです。
今通っている病院ないしはクリニックでの治療で、一向に症状が良くなる気配が見られなければ、アトピー治療を専門にしている皮膚科医を訪ねるようにしてくださいね。
一部の人は西洋医学を信じずに、怪しい代替医療のほうにお金をかけてしまうようになることもあります。
典型的なのはステロイドを絶対的に危険なものだと勘違いして、使用を避けるようになってしまうことです。
もちろんステロイドを使わないことに越した事はありません。しかし、ステロイドは症状を抑えるためには必要なものです。
必要最低限のステロイドであれば、患者さんのストレスの軽減につながり、治りを早くしてくれることもあるのです。
きなりちゃん
確かにね。
ステロイドはあまり好きじゃないけど、塗らないで我慢しきれずに引っ掻いたら本末転倒だもんね。
ヨッシー
先生を見極める時には、ただの対処療法しかしない先生なのか、原因(=自然治癒力の低下)からきちんとアプローチしてくれる先生なのかを見極めるようにしたいね!
いずれにせよ、大事なことは『この人は信用できそうだ』と思えるお医者さんを見つけることです。
しかしお医者さんも万能ではないので、お医者さんの言ってることを鵜呑みにしてもいけません。
西洋医学的な対処療法と、東洋医学的な原因療法の両輪をバランスよく回していくことが重要です。
ですから、お医者さんのいう通りにするのではなく、自分がお医者さんの専門知識を使う・利用する位の姿勢がちょうどいいのです。
参考:アトピー性皮膚炎の専門的診療が可能な施設一覧(T-PEC医療機関検索)
また同時に知っておいてほしいことは、天然由来成分や無添加などの肌に優しいイメージの商品が良くて、添加物や化学合成物質が入っている商品が悪いと言う事でもないということです。
あなたも製品を選ぶ時に「赤ちゃんにも使える」とか「完全無添加」という言葉だけで製品を選ぼうとしていませんか?
そもそも無添加と言う表示は、その商品の安全性を証明する表示ではありません。
つまり、「保存料・合成着色料無添加」と書かれていても、成分の表示を見れば人工添加物は普通に使用されているのです。
きなりちゃん
これは「なるほど」だね!
私は、「完全無添加」や「赤ちゃんでも使える」という言葉に絶大なる信頼をおいていたよ(笑)
言われてみれば、無添加=安全とは言えないよね。
化粧水や保湿クリームなどの化粧品には栄養素が含まれていますので、防腐剤(の役割を持つもの)を添加しなければ腐ってしまいます。
少し前に話題となったパラベンも、それまでは世界一安全な防腐剤として使われていました。
しかし、パラベンは肌に良くないと言うイメージが消費者に浸透してしまったために、企業もそれを撤去せざるを得ない状況になってしまいました。
そこで企業は、ph調整剤というものを防腐剤の代わりに使うことにしました。
ph調整剤はその性質上、防腐剤としても機能します。
しかしそれを防腐剤と記載するのかどうかは、企業側が決めて良いことになっています。
つまり、「防腐剤・保存料を一切使っていません!」と書いてあっても、ph調整剤で保存効果を持たせている商品は世の中にたくさんある、ということです。
きなりちゃん
こ、これも、知らなかった〜!
ヨッシー
『防腐剤フリー・パラベンフリー』は、保存料を使っていない、ということとイコールじゃないんだよ。
むしろ何の防腐剤も使っていない化粧品なんて怖くて使えないよ。
一方の天然由来成分という表記。「天然」と聞くといかにも自然派、という感じで肌に優しそうですよね?
しかしよく考えて見てください。フグの毒も毒キノコの毒も「天然由来成分」ですが、人を死に至らしめるものです。
それは極端な例ですが、例えばグレープフルーツから抽出した成分がアレルゲンとなって肌荒れを起こすなんて、こともあるのです。
ですから「植物由来」「天然由来」という言葉だけでは、肌に優しいかどうかはわからないのです。
企業も消費者が”そういう言葉に弱い”とわかってマーケティングをしている、ということを忘れないでくださいね。
きなりちゃん
これ、わかる!
天然由来成分って書かれた化粧水を使ったことがあったけど、確かに肌がピリッとしたり、赤みができたりしたことあったよ!
ヨッシー
とはいえ、そう書いている商品が「悪い」ということでもないんだけどね。
消費者側のリテラシーが追いついていないから、「天然由来成分」と表記することで消費者が安心してくれる、という企業側の言い分もあるんだ。
「じゃぁ、成分を見ても、何が安全で何が危険かなんてわからないじゃないか!」と思う人もいるかもしれません。
はい、その通りです。
同じ成分を使っている化粧品であっても、会社によって成分の量や処方の仕方が全く違います。
ですから「この成分が入ってるから危険、この成分入ってるから安全」とは一概に言い切れないのです。
だからこそ私たちに必要なのは、アトピーに関しての正しい知識を身に付けることなのです。
アトピー性皮膚炎の原因と、一体何をしたらアトピー性皮膚炎が改善するのか、そのロジックを理解することです。
そうすれば、そのロジックに沿った成分の処方、ものづくりをしている会社を自然と選ベるようになります。
商品を見る目ではなく、会社を見る目を養わなくてはいけないのです。
この記事でご紹介する商品も、全て僕がその会社の信頼性までチェックして、信用できるなと思えるものしか紹介しません。
ヨッシー
そのチョイスの根拠を理解するためにも、まずはアトピー性皮膚炎の原因と対策から復習していきましょう。
まず、肌の構造をわかりやすく理解するために、皮膚を「城壁」に例えてお話していきます。
皮膚は「最大の臓器」とも言われ、体内への外敵の侵入をさせないための防御壁としての役割を担っています。
しかし何でもかんでもはねのけてしまうとそれはそれで問題ですよね。
そこで門番を置いて、体内に入れていい物質と入れてはいけない物質を見極めているわけです。
その門番の役割を担っているのが、表皮付近に存在している「免疫組織」です。
細菌やウイルスが体内に入って来ようとすると、T細胞という司令官がB細胞という駆除部隊に指令を出して外敵を駆除しようとしているんですね。
アトピーや花粉症などのアレルギー症状は、この門番(免疫システム)の暴走だと言われているのです。
免疫組織が「入れるべき物質」と「攻撃すべき物質」を間違えるのがアレルギーという病気です。
ハウスダストやダニ・花粉といった、本来敵だとみなさなくて良いものまでも敵とみなして、過剰に反応してしまっているのです。
その中でもハウスダストやダニに強く反応してしまうのがアトピー性皮膚炎です。
様々なアレルギーの中で、アトピーが最も治りにくく重症化しやすいのは、他のアレルギーとは異なり、その引き金となるアレルゲンを日常生活から省くのが難しいからです。(ハウスダストとダニから逃れて生活することは事実上不可能ですからね)
ヨッシー
アレルギー症状に強い痒みや炎症を伴うのは、脳に「外敵侵入!外敵侵入!直ちに対処せよ!」という緊急アラームを伝えるためなんですね。
この免疫組織が、皮膚に触れた刺激などを察知して、IL-31やヒスタミンと言うかゆみの物質を放出します。
その物質を受けた神経が脳に痒みを伝えます。
そうすると脳はかゆみを抑えるためにひっかくと言う行動をするように命令するわけですが、そのひっかく行為によってまた皮膚が傷つけられ、そこからまた細菌が入ってくると言う悪循環に陥ってしまいます。
これが夜中知らない間に皮膚を引っ掻いてしまい朝気づいたら血だらけになっていたと言うことが起きてしまう要因の1つです。
ステロイドが有効なのは、このサイトカインを抑制する作用があるからなんですね。
確かにステロイドそのものはアトピー性皮膚炎の改善には直接役に立つものではありません。
しかし、かゆみを抑えると言う意味ではアトピーの重症化を防ぐためにも必要なことなのです。
皮膚を城壁に例えると、アトピー性皮膚炎は門番の暴走と城壁の老朽化によって起こっていると言えるでしょう。
つまりアトピー性皮膚炎の治療には、免疫組織の正常化と肌のバリア機能の正常化がポイントになるということです。
どうでしょう?そう考えると、治療のために何をすればいいのかがわかりやすくなりませんか?
最後に腸内環境やストレスとアトピー性皮膚炎との関連性も「お城」に例えて解説してみたいと思います。
まず体内の免疫細胞のほとんどは腸内に生息しているため、腸内環境が悪くなると体全体の免疫のバランスが悪くなります。
結果として、身体中の免疫細胞の数が少なくなり、肌近辺の免疫細胞の力も弱まって肌荒れが起きてしまうのです。
腸内は言うなれば城を守る兵士の養成機関とも言えるでしょう。
また精神的なストレスもアトピーを悪化させる要因の1つとなります。
免疫の低下はもちろんのこと、冷えや血流の悪化によって、皮膚に栄養素が行き渡らなくなるため、皮膚のターンオーバーが遅くなります。
そうなればアトピー性皮膚炎の治療も遅くなりますし、メンタルも下向きになりそれが治療への意欲を減らしてしまうことにも繋がります。
血液は城全体の経済の源、通貨のような役割を担っています。経済が滞れば国の治安も悪化してしまうのです。
アトピー性皮膚炎には、栄養・腸内環境・肌のバリア機能・免疫・ストレスなどのいろんな原因が絡み合っています。
その中でアトピー用の化粧水や保湿クリームができることは、そのバリア機能を強くすることぐらいで、兵士の養成や、城内の治安の維持などには効きません。
ですから表面の肌をどうこうするだけではなく、身体全体の改革を行わないとアトピーが根本から改善されることはありえないのです。
とはいえその全てを書き出すとキリがないので、この記事では「肌のバリア機能を高める」というところにフォーカスして、その根本治療のための指針をご紹介して行きます。
肌の保湿力を決める要因は、皮脂膜・細胞間脂質(セラミド)・NMF(天然保湿因子)の3つだと言われています。
皮脂膜は一次バリア、二次バリアが細胞間脂質、二次バリアの強度を高めているのがNMFだと覚えておいてください。
皮膚を城壁に例えると、角質細胞がレンガにあたり、レンガとレンガの間を埋めるセメントの役割が、細胞間脂質です。
この細胞間脂質はセラミドとも呼ばれる保湿成分で構成され、脂質と水分がミルフィーユのように何層も重なり合っています。(ラメラ構造と言います)
この細胞間脂質が、角質細胞の合間を隙間なく埋めることによって、体内の水分が逃げていくことを防ぐ(Cover Water)のと同時に、外敵の侵入を防いでいるのです。
そしてその角質細胞の中で周囲の水分を抱き込み(Keep Water)、保湿の役割を担っているのがNMFです。
アトピー性皮膚炎の人は、このセラミドとNMFが不足し、さらに表皮の皮脂膜もダメージを受けているために、外敵の侵入を簡単に許してしまっているんですね。
ヨッシー
ですから化粧品などでセラミドを補充したり、NMFの生成を促したりすることが、肌のバリア機能を高めることに繋がるのです。
腸内で吸収された栄養素は血液を通じて皮膚に届けられます。
そして皮膚はその栄養素を元に、コラーゲンやエラスチン、表皮細胞や細胞間脂質・NMFなどを作っているわけです。
それゆえ高価な化粧水を使って肌のバリア機能を高めても、保湿成分が生み出されなければ意味がありません。
腸内環境に課題を抱えたまま、肌につけるものを変えても焼け石に水です。
便秘がちな人、アトピー以外のニキビも気になる人は、腸内環境が荒れていることが原因かもしれません。
まず腸内環境を整えることから始めると良いでしょう。
また毎日肌に触れるお水を変える、ということも人によっては効果があります。
塩素が水と反応すると、次亜塩素酸という成分が出来上がります。
この次亜塩素酸は悪い菌をやっつけるという殺菌作用もあるのですが、酸化作用が強いために、皮膚バリアが弱まっている人にとっては刺激になってしまうこともあるのです。
ただこの事実を曲解して「水道水ダメ、絶対!」と主張する人がいますが、日本の水道水の安全性は世界の中でもトップクラスです。
どうしても気になるという人は、塩素除去のシャワーヘッドなどを取り付けるだけでも、お風呂の時間が過ごしやすくなりますよ。
参考:様々なお水とアトピーについての記事(日本アトピー協会)
当たり前のことですが、生活習慣について言及しないわけにはいきません。
サプリメントを摂っても、化粧品を使っても、寝てなければ意味がないし、ちゃんとしたものを食べないと意味がないのです。
特に皮膚のターンオーバーが進むのは睡眠中。寝ていないということが、どれだけアトピー性皮膚炎の治療の妨げになるかは周知の通りです。
「寝たくても寝られないんだよ!」という悩みもあるかと思いますが、きちんとした睡眠を得るためにも、対処療法的に薬を使いながら、皮膚科医の先生にアドバイスをもらう必要があるでしょう。
加えてジャンクフードばかり食べていれば、当然添加物や保存料に腸内環境が荒らされ、かつ血中の栄養素が枯渇します。
そうなれば国全体の活力が薄れ、城壁を強くすることも、屈強な門番を配置することもできなくなるのです。
以上のことを踏まえると、アトピー治療がものすごく手間とお金のかかるものだ、ということがよく理解していただけるのではないかと思います。(そんなことは百も承知だと思いますが)
アトピー治療は長期戦ですし、原因が複雑化しています。
ゆえに、何をするからどうなる、というシンプルなものではありません。
アトピー治療経験者の話を聞くと「とりあえずアトピーに良さそうなことを一通り試してみた結果、だんだん落ち着いていった」という感覚を持っている人が多いのです。
もちろんそういった人たちのように「やれることを全部やる」という姿勢も大事ですが、必要のないこと・効果のないことをわざわざする必要はありません。
ヨッシー
そこで化粧水や保湿クリームなどを選ぶ際の選び方に注意して、自分に合った商品を選んでいくことが非常に重要になります。
では、実際にどういった化粧水・保湿クリームを選んだらいいのか?その基準をお伝えしておきます。
アトピーに限らず一部の化粧品は、消費者の無知を利用し、”いかにもそれっぽい真新しそうな、でも実際にはなんの効果も根拠もない”成分や技術を売りにして利益を上げようとしているものがあります。
例えば化粧水に「コラーゲン配合」と書いてある商品があったとすれば、その商品はきちんとした科学者がサイエンスの根拠に基づいて製品を開発していない可能性が高いです。
なぜならコラーゲンの分子量はアホみたいに大きいので、皮膚の中に入っていくことはないからです。
人間の皮膚のバリア機能はきちんと機能していれば非常に優秀で、細胞間脂質という水と油の層を何層もくぐり抜けなければ、コラーゲンやエラスチンのある層まで到達できない仕組みになっているのです。
化粧水や保湿クリームがサポートできるのは、一般的には表皮までです。(法律的にもそのように定められています)
きなりちゃん
確かに、『○○配合』とか書かれてても、「だからどうなの?」って思っちゃうね。
ヨッシー
化粧品を見るときは、皮膚の構造を考えて「皮脂膜」「免疫」「セラミド(細胞間脂質)」「NMF」などを売りにしているものを選ぶといいよ。
製品を選ぶ時のもう一つのコツとして、「開発者の想いをみる」というコツがあります。
例えば自分がアトピーに苦しめられた経験がある、ないしは家族や友人が苦しめられていてなんとかしたいと思った、というSTORYを開発側が持っているか、そしてそれを発信しているか、が見極めポイントになるのです。
そういう人たちはアトピーの苦しみを理解しているので、「アトピー患者を騙くらかして一儲けする」いわゆる”アトピービジネス”には絶対に手をつけません。
加えてそういう意識のある開発者(or 会社)は、会社や製品のHPにその想いを間違いなく載せています。
きなりちゃん
これはすごく共感できるな!
本人やその家族がアトピー経験者だと、同じアトピーを持つ人の気持ちを誰よりも知ってるから、一人でも多くの人を笑顔にしたい!寄り添いたい!という想いが伝わってきやすいよね
ヨッシー
それを読んで共感できるなら、その会社を信用してその製品を買ってみる、というのも買い物の仕方の一つだよね。
そしてもう一つ知っておいて欲しいことは、口コミサイトの口コミはあてにならない、ということです。
@コスメなどの有名なサイトには、本当に使っている人と実際には使っていない人の口コミが混在しています。
中にはメーカーに「有名な口コミサイトに優良な口コミを書きますよ」と営業している会社も存在するぐらいです。
ですからネット上の口コミは話半分に聞いておくといいでしょう。
口コミで仮に「この化粧水のおかげでアトピーが改善しました!」と書かれていて、それが実在の人物による投稿だとしても、同じ効果があなたに現れるかはわからないのです。
きなりちゃん
口コミサイトの中で「これでアトピーが改善されました!」というコメントがあったらまず信用しないね。
それだったら世の中のアトピーで悩んでる人は全員それ買うわって思っちゃう。
SNSとかの口コミはどうなの?
ヨッシー
インスタは顔出しで紹介されていても、企業からインフルエンサーにお金が払われていることが多いから、あまり信用できないかな。
ちなみに口コミを見るときには、Twitterは匿名性だし信憑性が高いからオススメだよ。
それでは最後に、実際に数あるアトピー向けの化粧水・保湿クリームの中で、僕が「科学的な根拠があり、開発者の想いが見受けられ、ネット上の信用できそうな口コミを一通り見て」これは、と思えたものをご紹介していきます。
この会社の製品群の良さは「徹底した自社開発」にあります。
一般的に化粧品メーカーは自社で企画した商品を、OEMといって別の会社の工場で作らせます。
しかしディセンシアはポーラ・オルビスグループの傘下にあるため、独自の安全基準をもうけた自社工場での研究・製造を可能にしています。
また敏感肌女性の「声」を大事にした製品開発を行っており、ブランド誕生時にも数百名に及ぶ敏感肌女性へのインタビューを実施。
現在でも座談会やアンケートを定期的に行っており、商品の開発や改善に役立てています。
個人的に特に信用できるなと感じたのは、そう言った自社の想いを会社のHPでコラムにして載せているところ。
こういった会社は本当に自分たちの技術に自信と誇りを持っていることが多いです。
・つつむ フェイスクリーム
MAQUIA コスパ・コスメグランプリ2017 敏感肌部門 第3位
・つつむ フェイスクリーム R1
MORE ベストコスメ大賞 2009下半期 突然の肌荒れ部門 大賞
そういや最近化粧水とクリームをディセンシアの『つつむ』ってやつに変えたのよ
— あこーじ (@ako_ji)2018年7月14日
朝起きた時に今までなら水分足りてなくて保護する為に顔の皮脂が結構出てる感じだったのが全然脂っぽくなくてこんなに変わるものかとpic.twitter.com/ObeLVAv403
生活にかかるランニングコスト減らしたいなぁって思って真っ先に思いついたのが基礎化粧品のランクダウンなんだけど、こないだ秋口に普段と違うの使ったらめちゃくちゃ乾燥してビビったのを思い出して無理だわって結論になった
— 次は多分ワンフェスでサリエリ (@myoso1013)2018年12月14日
すっかりディセンシアさんに調教されてしまった…
リプ嬉しい♡
— ミキンタロウ☆クマタロウ (@kumamatsumiki)2018年9月3日
私はPOLAで受けました!
細胞を調べてくれて時間はかかるけどめっちゃ詳しい結果が出ますよ
しばらくそこのたっかいスキンケア使ってたけど、今は「敏感肌×乾燥肌」って傾向がわかってディセンシアってとこの使ってます。
チェックだけなら無料なのでおすすめです
去年の秋冬マジで死にそうだった肌をアスタリフトとディセンシアつつむに救ってもらったからその2つへの信頼感がすごくて他の基礎化粧品で越冬できるのか不安
— 望月はる (@mo28f)2017年11月20日
DECENCIAって年始、誕生日とか何かあると
— ゆっきー@だっぺの民の村長 (@4_typez_yukky)2017年9月4日
クーポンとかフェイスパックなど送ってきてくれる!
今回、新しく発売される高級な美容液のサンプルとクーポン送ってくれて、手厚いなって毎度思うでござる!pic.twitter.com/tWxcxd4Wkm
ディセンシアの、、つつむクリーム良いよ!o(^▽^)oRT@mahosan224@hamadamasaruまちゃさん。私は海外行くと、必ず肌がかぶれます…気候、水など合わないのもあると思うんですけど。皮膚科の先生に保湿が足らないって言われました。何か保湿の良い物ってあり
— 濱田マサル (@hamadamasaru)2011年2月19日
メイクアップアーティストで「ブランエトワール」の代表を務める浜田勝さんもオススメされているとは!
ノエビアや眠眠打破でもお馴染みの常盤薬品が手がけている敏感肌用のブランドです。
このブランドは皮膚科医の「患者さんに安心して紹介できるスキンケアアイテムはないだろうか」 というご要望から生まれています。
いわゆる一般的なドクターズコスメのようにひとりの医師が監修して作った化粧品とはちがい、臨床皮膚医学に基づいて、全国の皮膚科専門医の意見を反映させながら開発されているのがすごいところです。
NOVは肌のパッチテストや、スティンギングテストの他にも、にきびの原因になるかどうかを判断するノンコメドジェニックテスト、アレルギーが起こらないかどうかを判断するアレルギーテストなども行っていて、安全性への配慮もものすごく高いです。
Twitterでの口コミなどを見ても、メイク下地や化粧品などもNOVブランドのものを使用している人が多いですね。
・アトピー性皮膚炎や乾皮症などの患者を対象に、大学病院や皮膚科で使用試験、安全性試験を実施
・パッチテスト情報
試験施設:香川大学皮膚科
試験対象:健常人、アトピー性皮膚炎(既往者含む)
安全性の高いスキンケア化粧品と評価された。
まさかの診断やけど、わかって良かった!!
— megmilk (@meg9421082)2019年1月15日
皮膚科で紹介されましたーーって
NOVっていう敏感肌とかアトピーの人用の化粧品やシャンプーを買いに来る人多かったよ。先生に処方されたのとか、紹介されたのが1番安心やもんな。
あ。元薬局店員です。笑笑
お肌が弱いと使えるもの限られちゃいますよね
— 忠犬(夏休み) (@chuken0423)2018年7月28日
ごめんなさい。
体質によってはオーガニックもNGだったりするのでお洒落したい年頃なのにご苦労されていると思います。
ACSEINEやNOVがいいとアトピー持ちの知人が言っておりました。
ご参考まで。
いつも化粧品買うお店行く度に肌に良いよって勧められて新しいの買ってるww最近はほんとにアトピー肌に優しい化粧品多くなったね(இɷஇ )NOVでだいぶ当たりやったんやけどそれ以上に成分が良いと言われ試してみたらヒリヒリもなく潤ったので買ってみた^^合わぬなら母に与える(笑)
— Nao (@nbz_brother)2013年12月26日
いいえ♪私もかなり肌が弱いので、NOV化粧品、ちふれ、アクセーヌ化粧品、キュレルなどを使ってます。NOV化粧品とアクセーヌ化粧品は皮膚科のお医者さんがオススメしていて、敏感肌やアトピーなどのとても肌の弱い人のためにつくられていますよ♪@ayapaaaa_n
— 黄色くまちゃん (@2580_hello)2012年12月3日
アトピー娘にはnovおすすめだよ かゆくならないしみないしっとりばんざい。 あと洗顔、朝水で10回濯ぐだけにすると乾燥劇的になくなる。 冬はワセリン先生最強。 皮膚科で処方されるものだしね。
— そばこ/酒井香澄 (@sobacocco)2011年9月28日
私も朝はそんな感じで、柔らかいタオルでお湯でちゃちゃっとですー
— m (@mori_mmm)2019年1月3日
もし洗顔料をお探しなら、NOVのIIIシリーズの洗顔料もしくは石鹸がオススメです。アトピーで乾燥肌の私でも使えました。肌がもっちりします。
この製品のユニークさは「肌をよくする成分」を一切入れていないこと。これが驚きです。
とにかく肌のバリアにコミットし、人間が持っている自然治癒力を高める邪魔をさせないための処方になっています。
はっきり言って、「自然治癒力を高めること」の大事さがわからない消費者が、この製品だけ見せられたら何が良いのか全くわからないと思います。
それでも、正式な医療機関に採用されたり、母子手帳の副読本に掲載されていたりと、公的機関からの信用が厚いというのが、信頼と実績が積まれている何よりもの証拠。
会社としても地方自治体や公益財団、が主催する育児講座・衛生講習会などで講演活動を行うなど、現場に近い場所で子どもや親たちと接しているのが伺えます。
しかし、TVでも雑誌でも取り上げられていないため、素人目にはその情報はほとんど入ってきません。
THE・知る人ぞ知る「製品の口コミのみで広まった」実力主義の製品だと言えるでしょう。
・パッチテスト済み。皮膚刺激指数0.0。
皮膚刺激指数0.0は刺激反応が全くなかったということ。通常5.0以下で安全品だとされる。
・スティンギングテスト済み。基準値の半分以下。
スティンギングテストは製品を使用した時に感じる、ピリピリ・ムズムズ・チクチク感のテスト。使用前後の状態を、皮膚科医の立ち会いのもとに確認する試験です。
実は子が2.3ヶ月の頃からずーーっと超絶乾燥肌すぎてカサカサが全然治らなかったのね。肌の赤みも酷くて
— すぬー☀︎10m (@noopyokmr)2018年9月3日
保湿クリームも皮膚科の薬も色々試してはだめで…
でも最近ようやくみつけたこのファムズベビーがびっくりするほど治ったのよいつぶりのもち肌だろう。
アトピーにもよく効くみたいですpic.twitter.com/x2xbg3kRdD
肌荒れヤバいしそろそろステロイドから離脱したくて保湿色々試してたけど
— wk 3m (@wkfu210)2019年1月21日
ファムズベビー激推しする。
使い始めて4日目やけど全身の肌荒れ良くなってガサガサからモチモチに戻りつつある
自分も塗ってみたけど良き。
3000円しないのでコスパ最高!(よくあるレビュー風)pic.twitter.com/vrN9nZUlVV
ファムズベビー使ってます
— まみたす38w→3m (@yunnxo9)2019年1月22日
病院でもらったプロペトか、ピジョンとかのローションの後にファムズベビーでバリアして、お顔ツルツルもちもちになりましたよ
ファムズベビーが無くなったから、違うので保湿してたらまた湿疹出てきた(´・ω・`)
— トア9m♀ (@Torah_N)2019年1月20日
買いに行かねば_:(´ `」 ∠):_
母子手帳副読本の資料請求利用者プレゼントの当選品!
— えみりー@1mBoy (@a40936502)2019年1月16日
試したかったから有難い〜上の子達が使ってた保湿剤は手に入りにくいくなってたから合えばこっちに切り替えるかな〜#ファムズベビー#保湿剤pic.twitter.com/6LzBRlJH9o
ストレス?大丈夫?
— kurorabu (@b_labtear)2019年1月14日
私も、最近アトピー酷くて…
でも、ファムズベビーってのめっちゃオススメだよ使い始めたら、めっちゃ良くなってきた
以上、アトピー治療全体への向き合い方から、皮膚の構造、オススメの化粧水・保湿クリームまでをご紹介してきました。
全ての人の肌に合う商品というのは存在しないので、どうしても一回は試してみる、という行動が必要になります。
そして変な製品をつかまされないためにも、アトピーの原因や皮膚の構造を理解し、「どういう製品、どういう会社だったら信用できるのか?」という目を持つことがとても大事です。
この記事が、アトピーに悩むあなたの商品選びの角度をあげるお役に立てたなら嬉しいです。
最後までご精読くださり、ありがとうございます。
私たちはこれからも「あなたの選択」に寄り添った記事を作成して参ります。
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「無添加」と聞くと、体に悪そうなものを使っていない、という印象を抱きますよね?しかし、そんなことはありません。
「無添加」には実は明確な基準が存在しません。その表示は企業の裁量に委ねられているのです。
化粧品に関しては、「旧表示指定成分」というものが存在します。
これは1980年(40年近く前!)に当時の厚生省(現厚生労働省)によって定められた、103種類のアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れのある成分のことで、この成分を使用している場合はこれを表示する義務がありました。
一時期はこの103種類を使っていないことが「無添加」の基準になっていたこともありますが、1991年に「旧表示指定成分表示義務」が廃止され、全成分表示が義務化されてからは、「無添加」の基準は実質なくなったと言えます。